日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

宇佐→別府・・・

 朝、早くホテルを出て、普通車で、「中津駅」から「宇佐駅」に行った。「宇佐神宮」って、大分県ではしばしば耳にするけど、どんな所か、サッパリイメージが掴めない状態でいた。
 宇佐駅は、中津駅から7つ目の駅だった。駅から歩こうと思ったが、宇佐駅の駅員さんに尋ねると、「1時間掛かりますよ!」と驚いた感じで言われた。で、仕方なく、バスで行った。バスだと、10分足らずで着いた。
 自分としたことが、(海外に行くには、かなり予習して行くのに)何も下調べをしなくて、全く無知の状態で、由緒ある「宇佐神宮」に参ることになった。まず、「宇佐神宮」の境内の広さに驚いた。
 ドンドン歩いて行った。で、やたらとその中に神社が多い。黒男神社から始まって、木祖神社、八坂神社、春宮神社、若宮神社、亀山神社など、・・・。何か、トロント大学と言うのに似ているなあと思った(トロント大学って、いろんな単科大学の寄せ集めの総称)。
 で、やたらと参る所が多くて、お金もコインで手ごろなのがなくなってしまった。こんなに賽銭箱が多くては。
 で、帰る時、タクシーに乗って、タクシーの運転手さんから教えてもらって、やっと気が付いたのだが、・・・→「宇佐神宮」には、3つの神様が祭られている。一之御殿は、「八幡大神」、二之御殿は、「比売(ひめ)大神」、三之御殿は、「神功(じんぐう)皇后」、で、少なくとも、どんなに省略しても、一番奥にある「上宮」と帰りの「下宮」で、6回参ることになると。
 で、賽銭の額も、初めに合わせて、皆、平等の額にすべきとか(後で、知って、冷や汗、・・・?!)。で、2礼2拍手1礼が、ここでは、2礼4拍手1礼。これ、後で気が付いて、・・・大変だあ!神様から許してもらえるかなあ、御免なさい・・・。
 心苦しい、沈痛な思いで、又、宇佐駅から又普通車に乗り、亀川駅で降りた。自分としては、別府駅で降りる予定にしていたのだが、亀川駅に着く直前に、家内が突如、「ここで降りる!」と言い出して、そうしたのだ。
 「海の地獄」から見るのと全く逆の道順で、「血の池獄」と「龍巻地獄」から見た(普通は、番号順に、海地獄から見て行く)。多くが、売店を通ってそれを見る感じになっている(地獄の沙汰も金次第?!)。
 初めの2つを見た後に、「地獄めぐり」案内図の見方を誤解していたことに気が付いた、・・・→つまり、「地獄めぐり」の地図(パンフレットには、「地獄地帯」何て、はっきりと書かれているが・・・)には、地獄が8つも書かれているが、歩ける距離でひとつにまとめると、2つのグループに分けられるに過ぎないのだ。
 2つのグループ間は、ちょっと遠いので、亀川駅からは26番線のバスで、鉄輪(かんなわ)からは、16番線のバスで行けばいい。
 「血の池地獄」→「龍巻地獄」→(その後、バスに乗り、鉄輪で降りて)→「白池地獄」→「鬼山地獄」→「かまど地獄」→「山地地獄」→「海地獄」→「鬼石坊主地獄」で終わった。
 (インターネットで1割引きの紙を出していたので、二人で400円割引してもらった。昨日1日だと、4月1日〜4日までの「温泉まつり」の関係で、60歳以上は、地獄めぐり料金が無料だったが・・・。こんなこと、年に1回だけなのかな?)
 「鬼山地獄」では、ワニが沢山いた。どうも、ワニはとても無精者で、殆ど動かず寝てばかりで、獲物が来たら襲って食べるだけの毎日って感じだ。ここでは、1週間に1羽の鶏を食べるだけで事足りている様だ。
 この日も、宇佐神宮で冷や汗をかきながらも、いい思い出が出来た。人間、長い人生の中では、一回は、地獄に落ちる感じのことを経験した方がいいのかなあ。どん底まで落ちれば、後は、上がるだけだからして。それも、出来れば、若い時の方がいいなあ。
 生まれ変わった気持ちになって、新たに生きるって感じになることも、長い人生では、大切なことだなあ、・・・?!

(4月2日、記載)