日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

上に立つ人の条件・・・

 今日は、外来が忙しくて、入院でも忙しくて、午後2時に終わった。それから医局で昼食した。その後も、15時に、産婦人科のドクターが昼食を摂り、最後に昼食を摂ったのは、循環器のドクターで、3人も入院して忙しかっと言う。既に、時計の針は16時(!)を指していた。平日の昼休みに、昼食を殆ど摂っていないドクターもいる。医者の不養生とは、よく言ったモノだ。
 田舎のドクターは、モクモクとよく働く。朝も、早くから来ているドクター多いし、夕方も遅くまで仕事をしているドクター多い。
 昨日は、午後から新年式があり、市長も挨拶に来た。上天草市の市長、1月2日(当自治体病院は、毎年、12月30日と1月2日の午前中は、平日診療をずっと続けている)にも、わざわざ病院に(ねぎらいに)挨拶に来られていた。もちろん、院長は、12月30日も1月2日にも、外来診療していたが。
 思い出すのは、ある組織の大きな病院に就職していた時、そこに勤めての初めての年末年始での小児科診療の時、1月1日の昼過ぎに、ひょこりと、理事長が小児科外来に来て、自分に「ご苦労さんです!」と言って帰られた。この理事長、とてもとても忙しい人で、沢山の病院の全ての理事長をしていて、地元の病院に帰るのも、年に数回。帰ると、必ず、私を食事に呼んでくれて、「何か困っていることはないか?」と尋ねる。全部で50以上の大学から派遣をしてもらっているそうで、その接待でも、大変だと言われていた。そんな忙しい人が、正月に、予告もなしに現れて、頭を深々と下げられて帰られた。
 ムーッ、どんどんと大きくなる病院の裏には、この理事長の素晴らしい気配りがあるのだなあと思った。この病院を去る時にも、その理事長から何度か引き留められながらも、やむなくそこを去ってしまったが、今でも、この理事長の気配り、大変有り難く思っています。

*写真は、上天草市の川端祐樹市長(35歳!で市長に当選する)

 上に立つ人の条件、・・・部下が「やる気を起こす」様に言動することかな?!