日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

続・いろんな価値観

 タイのチェンマイに行った時、(当地で行って見つけた、チェンマイ大学卒のインテリの)私のタイ語の先生の話では((日本語が全く話せない人で、30回ほど英語でタイ語を教わったが)、タイでは、年間の自殺者が20人もいるかなあって感じで言われいた。
 日本では、年間に3万人もいると言うと、目を丸くしてビックリしていた。何で、何でと聞いてくる。
 ・・・日本人は悩むんです。家庭で、仕事で、健康で、お金で、・・・・と説明すると、それでも、納得しない感じで、何でと聞いてくる。
 タイは、気候が暖かいので、寒さで死ぬことはない。そんなタイでは、冬も暖かくて、衣食住のうち、着るモノと住む所で死ぬことはない。食に関しては、食が豊富なので、困った人がいれば、周りが恵んでくれる。
 医療費に関しては、スゴイことになっていて、貧乏だと、どんなに要っても入院しても1日30バーツになっている。と言うことは、100円ってこと。
 医療は、アメリカ式で一流、病気の末期になれば、医師の方から、家庭に帰ることを勧められる(チェンマイの人の話だと、病院で亡くなる人は1割ぐらいかなあ何て言われていましたが)。家に帰れば、温かい大家族に囲まれて終末医療が行われる。正に、最後は、皆から手を握ってもらって、安らかに天国に行けるって感じだ。
 で、お金持ちは、結構寄付する人が多くて、家族の結束力も強くて(東南アジアの国々は、日本以上に強い所が多い)、何かの時には金銭面でも助けてくれる人が多い。
 アチコチに物乞いはいるが、現地のタイ人がよくお金を恵んでいる光景を何度も見てきている。タイの人は、優しいのだ。
 で、衣食住でさほど困ることはなく、病気になっても、お金でその心配がないとなると、何で自殺するの?って感じだ。この世は楽しいのが一番って感じだ。
 それでか、タイの人、皆、ニコニコしているのだ。しかし、彼らは、結構自尊心が高い。普通の人は、何もせずに簡単に他人から恵んでもらうことを極力嫌がる感じだ。
 国王とお后の写真がアチコチ貼られていて、大きなイベントの時にも、国王の歌が必ず歌われていた。王室が民衆と共にあり、又、寺院が生活の中心になっている(男性の半分は、僧侶の経験をしている)。