日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

人間とは・・・

 人間と言うのは、実に不可解な動物である。アレキシル・カレル(1873年生、ノーベル生理学賞・医学賞受賞)の著書「人間この未知なるもの」の中の最後の人間復興の条件の部分では、次の様に言っている。
 人間は、自分自身を改新しなければならない。しかも、それは、苦しまずには改新できない。と言うのは、人間は、大理石であると共に彫刻家でもあるからだ。その真実の姿を現す為には、自分自身と言う素材を、自分の思いハンマーを振るって粉砕しなけらばならない。
 必要に駆られない限り、とてもそんな療法は甘受出来ないだろう。科学技術のもたらした安楽さ、美しさ、素晴らしい機械に取り囲まれている間は、どんなにこの手術が緊急を要するものかは、理解できない。自分たちが退化しつつあると言うことが認識出来ない。
 ガリレオは、たやすく測定出来る大きさや重さといった第一次的性質と、測定できないもの形、色、匂いのような第二次的性質を区別した。量的なものは、数式で表され、人間に科学をもたらした。質的なものは、顧みられなかった。この誤りが重大な結果を引き起こした。人間には、測定出来るものよりも、測定できないものの方が重要なのである。

http://www4.ocn.ne.jp/~kamiama/2008-6-5-gakudoutosyokujyu.html
 平成20年6月5日に、病院の隣の老人施設で、子ども達と施設の人達が一緒になって植樹した「ひまわり」が大きくなった。8月5日の夕方に行くと、少し元気なく垂れる感じになっていた。で、翌日の8月6日の早朝に行くと、元気な姿になっている。ひまわりの小さな苗木が、2カ月でこんなに大きくなり、それも、朝と夕方では、ひまわりの向く方向も格好も随分と違っているのだ。人間も、日々変化し、1日の内でもそれなりに変化のリズムを持って生きるべきもの。
 自然の変化に一喜一憂しながら生きたいものである。