日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

ダブル感染・・・

 8日(水)から、家内がひどい急性胃腸炎症状になり、嘔吐、下痢、腹痛、発熱とあり、殆ど食欲ない状態で、くたばっていましたが、次第に元気になり、14日には、ほぼ、治っています。で、インフルエンザ症状の咽頭痛、咳、鼻汁は、殆どありませんでした。典型的なノロウイルス感染症と思われます。
 私は、9日(水)から、発熱、頭痛、咽頭痛、咳とあり、10日(木)に、インフルエンザウイルスの検査で、A型が、強陽性でした。11日には、熱は、36度台になり、12日以降は、35度台になりました。咳が時々出ますが、抗生剤なしで、151からの仕事、元気に出来そうです。
 で、家内のノロウイルスが私に感染したり、私のインフルエンザが家内に感染したりしないかと、凄く心配したのですが、どうも、それは、今の所、ないようですが・・・。
 何故なのかなあといろいろ考えていますが、これは、ウイルスの干渉作用の結果かなとも思っています。
 細菌性髄膜炎では、二種類の細菌感染、まず、ありません。しかし、細菌感染にウイルス感染が合併したこと、ありますね。溶連菌に、インフルエンザが合併したり、溶連菌にアデノウイルスが合併したりしたケースを経験しています。又、ヘルペスウイルスは、細菌やウイルスを問わず、免疫力が低下すると、合併している感じです。それに、ウイルス同士の合併も経験的にあって、インフルエンザA型とB型が一緒になっていたり、時に、インフルエンザウイルスとRSウイルスに同時感染したいたことも。
 ノロウイルス感染症の場合、不顕性感染者が半分ほどいて、長い場合には、1ヵ月間もの長い間、周りにそのウイルスをばらまいている可能性もあるとか・・・。(←それだと、検査で陽性のケースだけ隔離しても、あまり意味ない感じですが・・・)
 家内に私のインフルエンザのウイルスが少しでも入って、それだけで、免疫力が付くこともあるのかなあ?又、私の場合、ノロウイルス感染症、今も、不顕性感染状態なのかなあ・・・?
 それなりの解釈、なかなか、難しいですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B2%E6%B8%89_(%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E5%AD%A6)(ウイルスの干渉作用) 

長く続く為には・・・

 「創業は易く、守成は難し」と言う言葉があります。創業して10年続けられる人は2割、20年続けられる人は1割、更に30年以上も続けられる人はわずか5%、とある企業家が言っていましたが、今は、10年で、4割が消えているとか・・・!?
 100年も200年も続いている、そう、江戸時代から・・・→そんな感じの所は、「老舗」と言われていますが、「老舗」までは行かなくても、それに近い感じになるには、どうしたらいいのでしょうか?
 小さな会社だったキャノンや京セラは、今や、世界の企業になっています。そこでは、学歴を問わない、実績を評価する、職員を大切にしているなどと、いろいろそれなりの理由があると思われますが・・・。
 有名大学を出て、それを武器に、いい会社に就職しようとしても、今は、それを就職しようとしている会社から見抜かれることが多いとのことです。この不景気の時代、今や企業では、「何をやりたいのか、何をやってくれるのか、・・・」そんなことを問題にして採用しているのです。
 「企業は人なり!」と以前から言われていますが、正に、そうだと思います。
 東洋哲学者でかつ教育学者であった故・森信三先生は、生活の3つの基本力を身につけることの大切さを説いておられました(先生は、これを人生再建の三大原理と言われていました)。
1、「時を守る!」・・・自分の人生設計を決め、それなりに努力する。早起きをすること、人との約束をを守ることなども含む。
2、「場を清める!」・・・整理・整頓・清掃・清潔。机の上は、きれいに。ゴミが落ちていたら、直ぐに拾って捨てる。トイレに行ったら、出る時に、きれいにして出る。
3、「礼を正す!」・・・誰隔てなく挨拶できること。だらしのない服装では、気も緩みますし、他人に不快感を与えかねません。
 ある公認会計士が言っていましたが、「請け負うかどうかは、一番上と一番下を見れば、残りは、その間にあるから、だいたい分かります。それは、「社長」と「トイレ」です。社長が(頭が低くて)立派で、トイレが(隅々まで、きれいに)清掃されていれば、まず、合格ですね。」と。
 ナルホド・・・。

インフルエンザワクチン・・・

 インフルエンザワクチン、WHOは、以下のケースに、(毎年接種することを)勧めています。

・妊婦
・6カ月から5歳までの子ども
・65歳以上の高齢者
・慢性的な病状のある人
・医療従事者

 となると、今の日本のように、会社が職員全員にワクチンを強制したり、小学生・中学生・高校生に、ワクチンすること、どうなんでしょうか?昔は、学校で、強制的にインフルエンザワクチンを全員打っていましたが、今は、任意となっていますね。インフルエンザの予防接種で亡くなるケース、数は、極めて少ないですが、ありますが・・・。
 ワクチンすると、その効果は、2週間から5カ月までとなっています。11月頃に打つと、春先にB型が流行しても、もう、抗体価が落ちていることになりますが・・・。
 それに、時に、ワクチンと流行の型が大きくずれて、流行することもある訳ですが・・・。
 私が小児科を開業している時、貴重な経験をしました。ワクチンに効果がないと世間が騒いで、殆どの医療機関が、打たなくたった時、私なりに調べて、効果があると知って(それ以前は、型が合ってないことが多かったのですが)、50人分難儀しながらもワクチンを何とか手に入れて、職員とその家族に打ちました。
 インフルエンザが流行しましたが、打った人、掛かりませんでした(少なくとも、薬をあげた人、誰もいませんでした)。周りが打たないので、変異が少なくて、型がピッタリ合った為とその時、思いました。
 でも、これから先がありますが・・・私の子ども、インフルエンザの流行時期に、休校で、元気で家で過ごしていたのですが、ワクチンを打って、数カ月後に、誰もインフルエンザらしき疾患に周りがなっていないのに、私の子どもだけ掛かりました。抗体価が落ちたんですね。
 世界のタミフルの7割もが日本で消費されています。
 マスコミでは、インフルエンザ予防に、うがいや手洗いを重視していますが、うがいは、あまり効果ないと思うし、もっと大切なことは、免疫力が低下しないように、流行時期には、普段以上に、気を付けておくべきではないでしょうか・・・。
 具体的には、バランスの取れた食事、適度の運動、いい睡眠、そして、ストレスを貯め込まないようにして、笑顔、姿勢を正す、身体を冷やさないなど・・・。それに、私の場合、頻回に水分を取り、食後に3回歯を磨いた時に、歯間ブラシも使って、入念に歯を磨くってこともしてきましたが、どれだけ効果があったのやら・・・?
 ずっと10年以上、インフルエンザワクチンを打ってなく、(柴胡桂枝湯で)インフルエンザから遠ざかっていましたが(少なくとも、本格的なインフルエンザからは)、来年からは、方針を変えるべきかなとも、思っています。今年は、A型に掛かったので、その抗体は、しっかりと付いたはずですが・・・(当たり前ですが、実際に掛かって得た自然免疫の方が、ワクチンの免疫力よりも、強いですね)。
 ところで、ゾフルーザ、まだ、本格的に使っていないのですが・・・国境なき医師団の話だったと思いますが、発展途上国では、極力抗生剤使用を控えるようにしているとのことで、その理由として、耐性菌問題があるとのことですが(日本の耐性菌率、国際的に、際だって高いですが)。どうしてもの時に、細菌感染で抗生剤を使うと、普段、使っていないので、軽い抗生剤でも、耐性菌がないので、よく効くとのことですが・・・。(私の場合、長年、国境なき医師団のレターが、時々、来ていますが)

続・インフルエンザ・・・

 1月11日(金)、熱を測ると、36度7分、2回計っても同じでした。喉の痛みはなくなったのですが、強い咳がまだ出ます。
 今までの治療は、葛根湯3包、イナビル吸入2本、ムコダインムコソルバン(1日3回)、これのみ。熱が下がったので、3日間、葛根湯の代わりに柴胡桂枝湯を服用しています。
 家内も、調子悪くて、こちらは、咳なし、熱なしなのですが、下痢がひどくて、五苓散を服用、次第に、改善しつつありますが、まだ、完治でないですね。ノロウイルスかなあ。
 私は、胃腸炎症状、全くないのですが、家内に私がうつしたのかなあ?!家内は、インフルエンザ症状、全くないので、今から、それにかかるのかなあ?
 外来では、インフルエンザA型とノロウイルスが多いですね。インフルエンザ、今から、もっと多くなりそうな気がしていますが・・・。
 久し振りに本格的に私自身がインフルエンザになって、それなりに勉強できました。両鼻に突っ込んでの検査、痛いですね。イナビル、効きますね。
 佐伯で仕事をしている時、年末年始、忙しくて、疲労困憊していて、年明けに、いつも、インフルエンザに掛かっていました。予防接種は、毎年、していましたが。
 何故かなあと思っていろいろ考えた結果・・・→睡眠不足や不規則な生活やストレスがいけないと思うようになりました。それにより、免疫力が低下しますから。
 免疫力を上げる為に、インフルエンザ時期は、柴胡桂枝湯を2週間おきに、3日連続、1日2回、1包ずつ、飲んできています。それで、インフルエンザらしきものにずっと掛からなかった感じでしたが、今回は、完全にインフルエンザに掛かりました。12月31日の当番医、1月1日の急病センターと、歳を考えず、頑張り過ぎたのがいけなかったのかなあ・・・?!
 もう、あんまり、頑張らないことにしています。

https://www.who.int/en/news-room/fact-sheets/detail/influenza-(seasonal)

インフルエンザになりました・・・

 平成31年1月9日(水)、日中から身体がとてもだらしくて、熱はたいしてないと思っていたのですが(←体温計がなくて、測定していませんでした。38度ほどあったと思います。)、喉がとても痛くて、強い咳があり、普通でないなあと思っていました。
 帰宅後、きつくて、20:00には、入浴せず(←入浴しないこと、年に1回もないことが多いのですが)に直ぐに床に入りましたが、なかなか、眠れず、手足が冷たい状態でした(←悪寒だったのですね!)。何度も汗をかきました。かって、逆流性食道炎で、これに似たことがあって、それかなあと思っていましたが、ひょっとしたら、今流行のインフルエンザかも知れないとも思っていました。一応、応急処置として、10日の6:00に、葛根湯を1服、服用しました。
 1月10日(木)、何とか起きることが出来て、午前中は、頑張ったのですが、正午過ぎに外来でインフルエンザの検査をすると、くっきりと「インフルエンザA型」の線が出ました。体温計を買って来て、熱を測ると、何と、38度1分ありました。(脈だけは、ずっとチェックしていてのですが、100近くで、多かったですね。)
 で、(9日も、10日も、マスクをしっかりして診療していましたが)明日は、休むことにしました(←幸いに、10日の午後は、非常勤の先生が来てくれるし、11日は、代診はありませんが、12日(土)には、医大の先生が来てくれるし、その後、13日と14日は、連休でしっかりと休めることになります。で、明日(11日)は、休むことにしました。
 予約制なので、予約のキャンセルの連絡で、病院・患者さんには、大変迷惑を掛けますが・・・仕方ないですね。
 性格的に、少々きつくても頑張る方なので、歳を考えて、もう、そんなに頑張らなくてもいいのではと、考えるようにもなっています。歳を取ると、(病気をして)元に戻るまで、若い時よりも、時間が掛かりますね。
 スペイン語講座で、退職後にスペイン語を勉強して、日本に来る海外の人に、それで通訳ガイドをしている男性が出ていました。又、スカイプを使って、高齢の女性が、日本文化を海外の人に紹介している場面が、テレビで紹介されていました。
 老後の生き甲斐は、仕事以外に、自分なりに探せば、沢山あると思います。仕事のみで、最後まで頑張る生き方も素晴らしいとは思いますが、若い人に仕事を譲って、それ以外のことで、社会の為に(自分も楽しんで)ボランティア活動をするのも、素晴らしいことだと思っています。

https://www.youtube.com/watch?v=I66SQuwuRqc&t=3s(←武田邦彦先生の講話)

結婚三カ条

 ”幸せな結婚”ができる「三カ条伝授」ってのが、あるみたいですが・・・?!
 それによると・・・

1、結婚と恋愛は違う。恋愛では、「イイ男」とすることが大切ですが、結婚では、「確かな男」とすることが大切です。
 恋愛は、失敗する為にありますが(それで、人生経験を積んで)、結婚は、成功する為にあります。
 恋愛は、4年間で終わります(4年間を過ぎると、脳が冷静になれます・・・恋愛は、脳の錯覚?!(・・・←初恋の人に、40年後に偶然会って、エッ、今までイメージで思い続けていたのと全然違う、今の嫁さんの方がよっぽどいいってこと、ありますね・・!)。
 家族だと、しっかりと愛を伴っているので、永遠に続けられますね。

2、結婚する場合は、4つの相性が大切と言われています。
 ①顔の相性、
 ②雰囲気の相性、
 ③心の相性(価値観が合うこと)、
 ④体の相性、SEXが上手くいくこと、ヒトは6000回もして(・・・←これ、どこのデータ、そんなに?!)、それで、2人しか産んでいないなんて!つまり、後の5998回は、子どもの為でなく、二人が楽しむ為のモノ・・・?!

3、結婚は、他人の為でなく、自分が幸せになる為にするものです。
(・・・←自分の両親が、結婚して幸せそうな顔をしていることが極めて大切ですね。子どもも、幸せな両親の姿を見て、結婚を幸せに感じることが出来ます。 )

 ・・・ムーッ、かなり説得力のある内容だったでしょうか?

平成の日本・・・

 平成31年1月6日(日)の夜、BS朝日1の「日曜スクープ」で、解剖学者の養老孟司さん(81歳)が、今の日本の姿を語られていました。それを聴いていて、そうだなあと思うことが多かったです。
 その中で、自然から学ぶべき、寛容度が狭い、便利だけど不便だなどと言われていました。合理的・経済的・効率的を求め過ぎていることにも、触れていました。
 その点に関して、私なりの見解を述べたいと思います。
 例えば、インフルエンザに付いて言えば・・・→
 予防接種で、今年も、もめました。12月になっても、インフルエンザワクチンが手に入らないのです。で、2回打つべきところが、1回で済ましたり、1回も、諦めたりとか・・・。
 で、熱があると、インフルエンザの検査を求める人、沢山います。まだ、熱が出て、ちょっとしか経っていないのに、それを求める人、多いです。中には、微熱でも、それを求めるケースもあります(時に、それで、陽性に出ることもありますが・・・)。
 検査と抗インフルエンザ薬がセットになって、使用されています。それで、世界のタミフルの7割が、日本で使われているとか。検査にしても、凄い医療費が使われています。
 インフルエンザの予防接種の副作用、ありますが、あまり問題にされません。インフルエンザの予防接種をしても、急性脳症になっている例、あります。インフルエンザのワクチンをしても、毎年、学級閉鎖が起きています。
 ワクチンを打っても、インフルエンザに掛かります。掛かれば、薬を積極的に多くの人が服用しています。
 やはり、基本は、流行時期には、免疫力が低下しないようにしておくこと、インフルエンザに掛かれば、安静で静かに寝ていることが大切だと思います。しかし、仕事をするので、抗インフルエンザ薬を下さいと言う人、多いですね。
 正に、行政も医療機関も、今の日本、「合理的・経済的・効率的」を求め過ぎている結果ではないでしょうか?
 それに、つい最近、高額な抗インフルエンザ薬(ゾフルーザ)も、発売されました。しかし、とても高価ですし、耐性の問題もあり、先々のことを考えて、今は、あまり積極的に使わない方がいいような気がしていますが・・・?!
 ところで、WHOは、2017年6月に、新しい「必須医薬品」リストで、タミフルを「保健システムに最低限必要な薬」から「補足的な薬」に格下げしていますが・・・!