日本の心・さいき

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田舎の病院の産科医と小児科医・・・

 もう直ぐ生まれそうな妊婦さんが入院している。初産。体重が在胎期間と比較して少ない(2500g未満かもしれない?)、羊水混濁があり、妊婦の主治医の産科医が待機している。小児科医も、その子が産まれると主治医になって診る為に、待機している。
 ある田舎の病院でのよくありふれた風景だ。
 この日は、たまたま、ある年の12月30日の18時過ぎ。多くの家でいろんな片付けをしている所かな。しかし、このケースでは、産科医も小児科医も、病院内で待機している。
 こんなことは、この日だけでない。どこの病院でも、よくあること。つまり、当直医がいても、お産・新生児となると、その診療は、当直医では難しい。
 病院によっては、常勤医師が、独り産婦人科医、独り小児科医って所もある。それなりに大変だ。集約化の関係で、いつかは、そんなケースは、消滅するだろう・・・?!
 お産の場合、産まれる寸前まで、次に起きる状態が把握できないことがある。医療では、そんなこと、別にお産だけでないが、お産の場合は、何もなければ正常と思われるだけに、その落差は大きい。