日本の心・さいき

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その人の価値

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 令和2年11月20日(金)の14:00から、(私の母も利用させて頂いた)葬儀場で、Kさんの葬儀がありました。Kさんには、茶道のことで、大変お世話になっていました。
 初めて、皆の前で、(修行寺として有名な)養賢寺(ようけんじ)で、私が亭主でお茶を点てた時、青年部の部長のKさんが、私の後見人をしてくれました。客から、「建水の銘は?」と尋ねられ、「分かりません」と言ってしまって、笑われましたが、その時、Kさんから、「後ほど」と言って、調べて後で言えば良かったなあと言われて、ナルホドと思ったことがありました。何せ、生まれて初めての皆の前での亭主でした。(←その時、柄杓の手が震えて、湯が上手に汲めませんでしたが・・・)
 又、月3回の火曜日の夜のお茶の練習でも、しばしば、一緒に、練習していました。
 民生委員をしていたり、柔道の道場を持っていて、子ども達に柔道を教えていたり、父親の後を継いで、柔道整復師として、(遅くまで)半世紀近く仕事をしていて、茶道でも、活躍していたりと、いろんな方面で、とても忙しい日々を送っていた人でした。
 突如、11月20日過ぎに病気が見つかり、その後、1ヵ月足らずで、帰らぬ人になってしまったのです。それまで、普通に仕事をしていたのでした。
 葬儀では、養賢寺から、5人ものお坊さんが来られていました。帰られる時、最後に残った一人が、ホントに、惜しむ感じで、遺族に挨拶をしていました。(←こんな光景、あまり見たことありませんでした。)
 葬儀では、心底から悲しむ内容での言葉が3人から贈られ、涙する人が多くて、私も涙しました。
 その人の本当の価値って、亡くなった時、分かる気がしました。

*写真は、大分市で1990年3月21日に行われた茶会でのもので、点てている人が、Kさんで、その隣が私です。

(11月20日、記載)