日本の心・さいき

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医師国家試験・・・

 毎年、医師国家試験や看護師国家試験や薬剤師国家試験が年1回、行われます。それ以外に、臨床検査技師保健師など、他にもいろいろありますが・・・。
 当然ですが、1点足りなくても、落ちれば、又、1年ごとに受験となります。医師や歯科医師や薬剤師、6年間もの努力が合格しないと報われません。
 医学部では、大学時代、国家試験に合格することが最大の課題って感じで、勉強に励んでいるケースも多いかと思います。ある研修医が言っていましたが(研修が終わった別の医師も言っていましたが)、国家試験の夢を今でもよく見ると・・・。
 資格試験であれば、自動車免許試験と同じ様に、ある基準点以上取れば、合格とするのが当然と思われます。が、実際には、厚労省の方で、勝手に、合格の基準点を毎年決めて、大学入試と同じ様に、現実には、競争試験になっている。どんなに頑張っても、相対的なので、他がもっと頑張れば、落ちることになります。しかも、年1回のチャンスしかない。
 自分の場合(昭和51年卒)、国家試験後、、同級生同志で、答え合わせをして、半分以上の人が、6割に達してなくて、それもかなりで、うなだれていました。内心、50%行くかなあ何て考えていました。しかし、実際は、不合格は、2割で止まりました。(当時、国家試験は、春と秋の2回あり、秋の国家試験は、厳しくて、ちょうど6割で切っていた様でしたが?!)
 私立大学だと、国家試験の合格率が悪いと、国からの補助金がカットされるとのことで、合格率を上げることが、学内最大目標って感じになっている所もあるとか・・・?!
 歪んだ医師国家試験の最大の原因は、文科省が大学生時代を管理し、国家試験は、厚労省が管理しているにあるのでしょうか?
 ある臨床検査技師の話ですと・・・→「需要と供給の関係で、臨床検査技師が、不足気味な時は、合格率が上がる・・・。」とのことでしたが・・・。
 大学に入学する時の超難関校、それ相応に、国家試験の合格率がいつもいい訳ではありません。と言うことは、やはり、国家試験の勉強をしないと合格しないと言うことです。
 (ニューヨークで開業している)私の娘に尋ねると、アメリカでは、(大学卒業後に)カイロプラクターになるには、4つもの国家試験があって、初めのは、解剖学や生化学や生理学などの基礎科目、最後のは、実際の臨床的な内容とのことで、学内の定期の試験がしっかり出来ていれば、国家試験は、それと同じ様な内容なので、決して、難しくないとのこと。
 いつまで経っても、この日本の国家試験制度、改善されていません。早急の改善を望みます。