日本の心・さいき

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新星誕生・・・

 平成23年4月17日(日)、NHKの教育テレビで、羽生善治名人−糸谷哲郎五段の対戦があった(実際は、3月27日に収録)
 最後まで見ていたが・・・先手の羽生さん、駒足らずって感じで、分が悪い様に思えていた。
 NHK杯、それまで、羽生さん、2連勝で、これに勝てば初の「3連勝」。しかも、今回勝てば、次回10回優勝で、別の称号ももらえるからして・・・。
 又、糸谷さんにしても、昨年のリベンジをどうしても果たしい気持ちで一杯なはず。
 このNHK杯、今回でちょうど区切りのいい60回目。名人戦竜王戦と違って、持ち時間が極めて少ないので、直ぐに結論を出せる能力が要求される。これまで、私も、かなりの数、これを見て楽しんできているけど・・・・。
 このNHKの将棋の番組で一番印象に残っているのは・・・→羽生さんとベテランの加藤一二三さんとの戦いで、解説者の米長さんが、羽生さんの指した手を全く思い付かなくて、羽生さんがそれを指した時、米長さんが、(こんなに驚いたことはないって感じで)絶賛した時。この時から、私は、羽生ファンにどっぽりとなってしまいましたが・・・。
 羽生名人の今期これまでの成績は、56戦42勝14敗(7割5分)。準決勝で、名人戦に敗れた渡辺明竜王に勝っての決勝進出。
 糸谷五段の今期ここまでの成績は、37戦27勝10敗(7割3分)(・・・←スゴイ!)。
 「早見え早指し」で大旋風を巻き起こして、昨年度の勢いそのままの2年連続の決勝戦。年齢は、22歳で、大阪大学文学部に籍を置く学生棋士
 祖父が中央大学の名誉教授で、哲学・思想を研究していたせいか、哲学への道を選んでいる。ドイツの哲学者、マルティン・ハイデガーの『存在と時間』を研究していて、大学院への進学が既に決まっている。
 「仕事としては将棋が主ですが、自分にとっては両方が大切です」と言う。(・・・クールな言い方ですね!)
 正に、将棋界の新星。
 羽生名人との対戦は、過去に3回行われ、羽生名人の2勝1敗という戦績が残っていた。
 で、結果は、最後、行き詰まる闘い後に、羽生名人が再び勝った。(さすが!!)
 しかし、今回、羽生さんのいつもの笑顔、極めて少なく、最後の表彰式の時も、終始緊張した顔付きだった・・・。(来年のNHK杯は、誰の手に・・・?!羽生さんの10回目の優勝はどうなるのか?名人羽生さんの周りには、竜王渡辺さん、新星糸谷さん、・・・それに、今回の解説者は、その後に、名人戦で戦うことになっている羽生さんの天敵って感じの森内さん・・・多くの人が紙一重の差って感じだなあ・・・)。
 今回の決勝戦加藤一二三九段に挑戦した時の羽生さんとダブって見えてしかたなかったけど・・・紛れもなく、糸谷さん、今から輝く新星って感じだなあ・・・。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B3%B8%E8%B0%B7%E5%93%B2%E9%83%8E
http://ja.wikipedia.org/wiki/NHK%E6%9D%AF%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E5%B0%86%E6%A3%8B%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88