日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

寿司・・・

 今の時期だと、タチウオ、カサゴメバルケンサキイカカニ、シャコ、エビなどが、旬の食材になるのかなあ。 カナダのバンクーバーニュージーランドオークランドに行った時、日本食店が沢山あり、どこも、盛況って感じだった。オーナーは、日本人でなく、韓国の人が多かった。
 海外では、健康志向の関係で、日本食の人気は、上昇気流って感じだ。タイのチェンマイでは、タイ食と日本食、どちらも食べれる店もあって、値段は、日本食が倍ほど高かった。
 先日、オーストラリアに行った時にも、高校の昼食に売店でサンドイッチかスシかを選ぶことになっていて、私は、スシを選んだが、日本でのものとは、ほど遠い感じに思えた。
 マヨネーズが付けられいたり、アボガドや肉が入っていたりと、日本人の今までの寿司のイメージで行くと、初め、驚く。
 天草の寿司も素晴らしいが、豊後水道の魚をネタにしている佐伯の寿司は、正直、正に世界一って感じにも思える。そこには、旬の地物ネタが極力使われ、又、一期一会の精神で、店の人との心の交流がある。
 海外では、スシのアクセントは、スにある。醤油はネタだけに付けるべきで、一口で食べるのが格好いい客って感じかな。佐伯のネタは、時に、大き過ぎるので、上品に食べたい女性では、遠慮せずに包丁で半部に切ってもらえばいい。
 周りに気を使うことなく、寿司に酔い、寿司を食べている自分に酔うことが大切である。更には、カウンターごしに亭主と語りながら、雰囲気に酔ってもらいたいものである。
 寿司を食べる時は、白身に始まり、味の濃いネタで終わるといいと言われている。味の淡泊な白身魚は、トロやアナゴなどの味の濃いネタを食べた後では、充分に味わうことが出来ないと言われている。もちろん、好きな順番で食べても決してマナー違反にはならず、構わないが、先に食べたネタの味が舌の上に残っていると、淡泊な味わいがぼやけてしまうので、次のネタを食べる前に、ガリかお茶で舌をさっぱりさせるのが、ネタの風味を充分に味わう秘訣となる。
 寿司の味わいはもとより、美しさ、香り、触感、歯ごたえなどを楽しむのが、本当の寿司の食べ方。
 (参考パンフレット:黒潮!佐伯寿司海道saiki sushi、佐伯駅内の売店の前に置いてあります)