日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

世界の人口から見た私見

 中国、インド、アメリカ、インドネシア、ブラジル、パキスタンバングラデシュ、ロシア、ナイゼリア、日本、これは人口の多い国の順だ。日本の順位は、年毎に今から確実に下がって行くだろう。
 2050年には、インド、中国、アメリカ、パキスタンインドネシア、ナイゼリア、ブラジル、バングラシュの順になるとの専門家の予想だ。
 人口の多い国ベスト10では、貧困が切実な問題だ。貧富の差も日本どころでない。
 ちなみに、11位からは、メキシコ、フィリピン、ベトナム、ドイツ、エジプト、エチオピア、トルコ、イラン、タイ、コンゴと続く。
 現在、先進国のフランスやイギリスやイタリアの数は、似たり寄ったりで、6000万〜7000万人だ。ドイツは、合併したこともあり8000万に達している。
 余り人口が多いと、末端の状況が中央ではよく分からなくなってくるのではないかと自分なりに考えた。成立直後に、大きな政府と小さな自治体の関係がずっと保てて行ければ、中央で決めたことがよく通るかも知れないが、年毎に地方が力を付けてくると、そう簡単にはいかなくなるだろう。
 ましてや、普段使用する言葉が明らかに違ったり、文字まで違っていたりすると、尚更、難しいはず。
 日本は、日本語で統一しているし、地理的に周りを海で囲まれているので、まとまりやすい。北朝鮮も韓国も、同じハングルを使用しているから、元々は同志と思っているはずだ。しかし、中国では、いろんなトラブルは、今に始まったことではない。チベット自治区だけでなく、ウイグル自治区にしても、話し言葉や文字まで中国語とまるっきり違うわけだから、まとめるのは大変だ(当然、文化や価値観も違うので)。
 バングラデシュは、言葉の違いでパキスタンから独立している。インドのお札には、10カ国語程、いろんな文字が書かれている。インドのカースト制は今も根強く、貧富の差は、日本の比でない。バングラデシュもインドもパキスタンも、人口が多いだけに、国をまとめるが大変みたいだ。汚職や賄賂も、大きな国では、それだけ上の人に権力が集中していることが多いので、多くなっている様だ。
 一方、イスラム教徒が一つにまとまっている理由の一つに、コーランに書かれている言葉を共通語にしていることも上げられると思う。
 日本はいろいろ言われても、1億人以上をよくまとめてきていると思う。本当は、ヨーロッパの先進国の様に、もっと少ない人口の方がよりまとまっていたかも知れない。今から日本の進むべき道は、地方分権を勧めて、政治も教育も医療も地方に独自性をもたせていくべきではないだろうか。
 カナダのケベック州に行った時に、消費税が急に高くなったのには、びっくりした。日本も、早く道州制になった方が、国としてはいいのではと思っているのだが。