日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

日本人のルーツの旅

 東アフリカから6〜7万年前に、約500人の人間が飛び出し、世界アチコチに行った。東は、ヒマラヤ山脈に阻まれて、そこから南に行くか北に行くしかなかった。
 人類は、群れた後に、一部が突き出され、又そこで混じり合い、それを何度も繰り返して来た。昔は、東南アジアの多くの国が陸続きだった。日本人の祖先も、陸続きの時に西から渡って来た人を祖先に持つ。そのことは、ミトコンドリアのDNA解析で、ちゃんと現在証明されているのだ。
 医師であり探検家でもある関野吉晴氏(59歳)は、2年間掛けて、日本人のルーツを旅している。日本人の来た道 ヒマラヤ〜日本15.000キロで、ヒマラヤ、ネパール、インド、ブータンラオスベトナム、中国、北朝鮮、韓国、対馬と、自転車を主な手段にして大旅行をしている。(平成20年3月21日(金)21:15〜民放テレビで放映)
 行った旅先で、聴診器で診療もしている。脚力もあり、実に逞しい団塊の世代の人間。現地の言葉で挨拶をしている。ブータンでの「こんにちは」の意味の「クズザンポー」、ありがとうの意味の「カディンチェ」、さよならの意味の「ラソー」、チベットでの「こんにちは」の意味の「タシデレ」、ベトナムでの「ありがとう」の意味の「カムオン」が自分なりに聞き取れた。
 北朝鮮を下る時に、ガイドの人に、行きましょう「カプシダー」と言い、「平和を愛する思いは、北朝鮮の人も日本人も同じですねえ」と言われていたのが印象的だった。
 そして、最後は、プサンからカヌーで対馬まで行っている。
 彼は、自然だけでなく、それ以上にそこに住んでいる現地の人と接触したかったと思う。北朝鮮で、それが余り出来なくて残念そうだった。
 四国順礼もいいけど、こんな旅にも憧れるなあ・・・。