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退職後の雑感(620)

  「退職後の雑感、異性学(22)」

 カリフォルニア州のかってのブラウン知事は、30代の若さで知事になりました。アメリカでは、独身で知事になれることは、あまりないことです・・・しかも、30代の若さでです。この時、彼は次の様に言いました、・・・「私が独身でいるのは、多くの女性と付き合いたいからではない。そんなエネルギ一があれば、それを政治の方に使いたいから。自分は自分の強いエネルギ一を上手にコントロ一ルすることが出来る。私のエネルギ一を個人的な女性の為に浪費するのではなく、政治の方に使いたい」と。
 正にこれは、生きる上での上手なセックスエネルギ一の使い方をそのまま素直に言っている発言だと思います。
 武田信玄には30人もの女性がいたらしい・・・。それと対照的に上杉謙信は一生独身で、性欲をかきたてる肉を禁じたとも言われています(お坊さんが肉を禁じているのも、それが理由になるのかな?)。釈迦には3人の女性がいて、そんな自分に嫌気がさして仏門に入ったとの見方もあるらしいのですが・・・。ミケランジェロ、レオナルドダヴィンチ、ニュ一トン、ガンジ一、カント、デカルト法然、キリストなど、多くの偉人が独身であり、彼らのセックスエネルギ一は、人一倍強かったと思われます(セックスエネルギ一が強いということは、セックスが強いと言うこととは全く関係がないので、誤解のない様に)。
 マホメット(神の前では皆平等で、自分は預言者でしかないと言っている)は、私の知る限りでは、25歳で40歳の2回経験癧のある女性と結婚し、亡くなるまでに30人近くの女性が周辺にいました・・・?!(コ一ランには、妻を4人までいいと書かれていますが、平等に愛さなければいけないとも書かれています。イスラム教では、女性を救済する意味での多妻になっていると思われます)。
 古今東西、大きな事をなした人に性の話がつかない方が少ない感じです。リンカ一ンは失敗続きだったのですが、ある女性を知ってからは成功続きの素晴らしい大統領になっらしいのです。わがままなナポレオンは、良妻と離婚した後にセントヘレナに流される羽目にもなっています。バッハは、2人(先妻は病死)とも素晴らしい配偶者を得て長生きして素晴らしい曲を創っていますし、ベ一ト一ベンは、失恋ばかりして(顔に天然痘の跡があり、28歳の時には梅毒の為に難聴になってしまったのですが)、とうとう独身で57歳まで生きましたが、素晴らしい曲を残していますし、知っての通りモ一ツアルトの女性好きは、群を抜いています。ソクラテスの妻は悪妻で有名ですが、そんなソクラテスにも妻以外の2人の女性がいましたし、物理学者ホ一キンズにもジェ一ンなる素晴らしい妻がいたし、大数学者ガウスにも、ヨハンナなる素晴らしい妻がいました。
 如何なるエネルギ一も、このセックスエネルギ一にはかなわないません。もうしそうでなかったら、人類はとっくの昔に滅んでしまっているでしょう。40代にして、初めてセックスエネルギ一を上手に使いこなすことが出来るとも言われています。つまり、その歳になるまでは、多くの人は、せっかくのこの何よりも強いエネルギ一をあまり意味のない方に沢山使ってきているのです。イチロ一などの若くして大きな事をなしている人は、早くからこのことに何となく気が付いているのです。
 老人の性の問題をもっと世間も真剣に考えるべきだと思います。子どもが自分から手が離れ、生理も止まり、80歳まで生きれる時代に、セックスエネルギ一の使い方が上手に出来るかどうかということは、如何にして老後を人間らしく生きれるかどうかということと同じぐらいの意味を持ち、年金や教育の問題に勝るとも劣らない大きな問題ではないかと思うのは、私だけでしょうか?!
 繰り返しますが・・・→性的エネルギ一の使い方の上手な人は、いい人生が送れる可能性が大です。強い自分のセックスエネルギ一を素直に意識しながらも、それを上手にコントロ一ル出来る様に自分をし向けることが大切です。これを出来るだけ若い時から習慣付けることです。この事は、生きる上で、非常に大切なことだと思います。

*写真は、令和5年11月19日(日)に、散歩の途中で、家内と私の影を私が撮ったものです。

 (令和5年11月21日、記載)