いろんなお城を見てきましたが・・・私にとって、お城って、遠くから見ると、例外なくスゴク恰好よく見えます。が、実際に、中に入って近くで見ると、ああ、あのまま遠くからだけで見ていれば良かったと思ったこと、何度かありました。
(←熊本城は、超スゴイ城って感じで、中に入って、内部を知れば知るほど、スゴイ城って感じになりますよ!)
「故郷(ふるさと)は遠くにありて思うもの」って言う言葉があります。故郷の佐伯にいる時は、佐伯の良さにあまり気付かなかったのですが、遠くに永くいると、佐伯の良さがとてもよく理解できます。今は、佐伯の良さ、(遠くにいて佐伯の良さを知ったので)満喫しています。
喜劇王のチャップリンは、「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である」と言っています。
そうですね、そんな事って、かなり多いですね。
救急病院でとても忙しく仕事をしているドクターの場合、年齢が40歳に近づくと、開業を一度は考える傾向にある様ですが(←私は41歳で開業しましたが・・・)、実際に開業したドクターの場合は、借金も半分以下になり、患者さんの数がピークを過ぎて次第に少なくなってくると、かっての勤務医を懐かしがる傾向にある様ですが・・・?!
独身者は、結婚に憧れ、家庭持ちは、独身に憧れるってこと、ありますね。専業主婦は、仕事をバリバリしている女性に憧れ、仕事をしている女性は、専業主婦に憧れるってことも、確かにある様です。(←まあ、個人差は、確かにありますが・・・)
現役の時には、有給休暇も充分に取らずに、多くのことを犠牲にして忙しく働いて、後、悠々自適なバラ色の生活を夢見ていたはずなのに、定年後、大きな病気になって、それも叶えられない人もいました。又、退職後、(仕事熱心だった人であればある程)別人の様になっているケースも(特に公務員で、長が付いていた人の場合)、時にいますが・・・。
私ですか、仕事ないですが、すること多くて、忙しいです。毎日、ブログ書いているし、ピアノ弾き、笛を吹き、太鼓を打ち、語学をし、旅行の本を見て、皿洗いも、楽しくしていますよ。
*写真は、2008年4月4日に、熊本市役所の食堂から撮った、(被災前の)熊本城。