「退職後の雑感、人間って・・・」
大分県の(有名な)太鼓チームのリーダーが、「太鼓の曲が何とか苦労して出来た時、初めは・・・→今度は、今までにない感じの曲で、今ままでで一番受けそうないい曲になっている、受けるぞ・・・と思っていても、しばらくすると、たいしたことない、いつもとさほど変わっていない・・・と思ってしまう。どんなにいい曲が出来たと初めに思っていても、しばらく経つと、いつも満足出来ない、だんだんつまらい曲に思ってしまう・・・何故でしょうか?」と言われたことがありましたが・・・。
そうですね、人間って、ついつい何事にも慣れてしまう生き物なんでしょうね。多くの日本人が、電気が付くのが普通になり、水道の水が飲めるのが普通になり、戦争のない平和が普通になり、皆保険が普通になってしまいました。
スポーツをするのに、お金を出してする時代になり、若い人でも、新車を持つ時代になっています(アメリカの若者の多くは、中古車が普通ですが・・・)。日本は、生活保護の制度があって、憲法で、最低生活が保障されています。外国の様に、街中で、物乞いの人、いません。
何事も、いつも頂点にいる訳でなく、いつかは、どんなものも、それから下がります。頂点でずっと留まることは、ありません。
生まれる時に、既に、死ぬ運命があり、この世でどう「自己実現して生きる」かは、人それぞれいろんな条件で違っています。
いい大学に入ればと思って入学出来ても、実際は、五月病になったりしていますし(京都大学生に自殺が多いそうですが・・・)・・・いい会社に就職出来ても、しばらくすると、他の会社の方が良かったのではと思ったりしていますし(←高学歴でも、その頻度は、関係ない様で?!)・・・定年近くになって退職後のバラ色人生を考えていても、実際は、そうでなかったり・・・苦労して育てた子どもも、親が思っている方向に進んでいないケースが多かったり・・・それに、両親の死や病気やお金の苦労が続くと、何の為に生きているのかって感じにもなってしまって・・・皆が皆、こんな感じではありませんが・・・→人間って、どこまで行っても、なかなか満足出来ない動物って感じについ思ってしまいます・・・?!
そんな中で、林修先生が言っている様に、「今でしょ!」って感じで、今をどう生き、どう考えるかが大切だと思っています。空海も言っています、自分の考え方で幸せにも不幸にもなってしまうと。
この世は、「無」、物事に囚われてはいけませんね。身の丈に合わない欲がいつまでも覆いかぶさっていると、最後まで、苦しみますね。
今を満足できない人は、この先も、満足できないのではないでしょうか?その瞬間瞬間の積み重ねが一生となります。何時死んでもいい様に生きるってこと、凡人にはなかなか出来ないことですが、せっかくこの世に生まれて来たのですから、多くのことに感謝をして、出来るだけその心境に近づける様に、努力して行こうと思っています。
高校野球、暑い中、ご苦労さんです。将棋の藤井7冠も、大谷君も、少し、疲れ気味かなあ・・・?!
(令和5年9月23日、記載)