「退職後の雑感、上司」
上司が部下に対してどうあるべきか、永遠のテーマですね・・・?!優しいだけでは部下は付いてこないし・・・かと言って、叱ってばかりでも付いてこないし・・・難しいですね。
戦後の様に、世の中が成長期で、多くの労働者が求められ、上司が年上で、経験も豊富であれば、「年功序列」と「終身雇用」のピラミッド型でいいのでしょうが・・・今や、世の中はグローバル時代になっていて、完全に「年功序列」や「終身雇用」が崩れ、その上、会社人間よりも個人個人の生き方が重んじられる時代です。それに、上司よりも年上の人も多く、契約社員もいて、専門性を持った社員もいるとなると、上司に求められるものは、正に、「人間力」が一番大切となるのでしょうか・・・?!
1人の人間がしっかりと把握できる人数は5(~10?)までではなでしょうか?超人だと100人程でも把握できるのでしょうが・・・ある病院の理事長(女性)のノートには、多くの従業員の家族の名前だけでなく誕生日までしっかりと記載されていて、そのことをしばしば口に出して言うことにしているとか・・・?!
トップが独りでなく何人もいるとなると、例え何人もが優秀でも、まとまならい事が多くなります。トップの一人がずば抜けて統率力があり、それに周りが賛同してしっかりと支えて行けば、組織としては、上手く行くのではないでしょうか・・・?!
医師の場合、多くの開業医が悩むのは、人事ですね。心底から上手く職員と手を取り合って行くのは、至難の業で、トップの医師に付いて行けても、医師の奥さんには付いて行けない、医師の家族には付いて行けないってこと、多々あります。皆を平等に扱っていると思っていても、何をもって平等とするかの基準が難しく、職員から平等でないと思われることもしばしばです。
「釣りバカ日誌」の様に、会社では、上下がはっきりしていても、会社から離れると、それは全く関係ないのは、当然のことですね。
まあ、上司も辛いですが、中間にいる人も、上と下に挟まれて、それに劣らず、辛いですね。
(令和4年9月22日、10年前に記載したものを、少し修正して、再掲)