「退職後の雑感、ビタミンアイ」
ある獣医さんが言っていましたが、・・・「犬の性格が飼い主とそっくりなんですヨ・・・神経質な飼い主だと犬も神経質に、短気な飼い主だと犬も短気に・・・ホント、厭になるぐらい似てるんですよ・・・」と。
人間の場合はどうでしょうか・・・?!
データを執りにくいこともあってか、何となく分かっているのに言いにくい感じで、それなりに、小児科医が親御さんに言っているかも知れませんが・・・?!
私の場合は、「・・・少しビタミンアイが足りないのかも知れませんネ、お母さんは充分に与えていると思っていても、子どもがそう受け取ってないこともありますから・・・」何て言うこともありましたが・・・。
・・・そうですね、生活がかかっているので、いきなり母親が仕事を辞める訳にはいかないので、言い方に、難儀してたのですが・・・。
小さな子どもが入院していても、母親の代わりの人が付いていたり、外来でも、代理人が連れてくることが、最近は、多くなりました。
入院した児の場合、祖母が付くとなかなか熱が下がらないのに、母親が付くと直ぐに下がることを(開業した時に19床ベッドを持っていた関係で)何度も経験していました。
仕事に追われている母親の場合、しばしばその子どもが熱を出して来院することが多い感じで・・・夫婦喧嘩をすると、子どもが喘息になって来院するケースもありましたが・・・忙しいナースの子どもに喘息の子どもが多い感じがしていましたが・・・?!
親が掛かり付けの医師の説明に、不信感があると、その親の子どもの病気が治りにくい感じがしていましたが・・・(漢方の世界では、親子共に抑肝散を与えることもありますが・・・)?!
親が不安だと、子どもも不安になり、自律神経のバランスが崩れて、免疫力が低下して、病気になり易くなるのは、確かなことではないでしょうか(もちろん、子どもの個人差もあるでしょうが)・・・?!
子どもの精神面からの鋭いアプローチの研究も、それなりにもっと必要だと思っています・・・。
*写真は、つい最近訪れた「高崎山」のサルです。見てると、とても面白いですね。
(令和4年3月22日、少し修正して、再掲)