日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

心の充足

  「心を満たされたい」

 かって、民放のテレビで、アフリカのザンビアの田舎で(JICAを通じて)音楽を教えている若い女性が出演していました。そこで、放課後のクラブ活動として、彼女の得意の吹奏楽を教えて、何と、部員が70名もの大世帯となり、立派な吹奏楽団が出来あがっていて、ザンビアでの全国大会で、優勝していました。
 「何で、ザンビアに?」
 「オモシロそうだったから・・・」
 「エッ、それだけで・・・?!」
 そこには、深く考えることなく、気軽にアフリカの発展途上国に来て、それなりに苦労しながらも、楽しんでいる姿がそこにありました。
 あるドイツの男性で、本国で何不自由ない生活をしていたのに、突如、その生活に疑問を抱くようになって、独りでそこを出て日本で仏の修行をし、今は、ドイツで禅を中心としたお坊さんになっている姿が紹介されていましたが・・・!。
 彼は、お金をちょっとしか持たなくて、タイでは、アルバイトもして、ヒッチハイクで、ドイツから日本に8カ月間も掛けて来て、修行をしていました。
 衣食住で満たされても、それで充分に満たされないのが人間ですね。
 弘法大師空海は、「人はそのからだの中に、本来清らかな仏たるべき性質を備えている。仏への道は遠くない。唯、心の持ち方、考え方を変えればよいのである。あらゆる存在は心の認識より始まる。心を離れて万有は存在しない。」と説いています。
 若くしてこの空海の心境に達した人は、幸せですね。
 
https://www.youtube.com/watch?v=BDPG6GEsx3s(←篠笛で、荒城の月)
*写真は、茶室汲心亭での、師匠と私と息子です。
(令和3年5月11日、記載)

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