日本の心・さいき

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他がよく見えても

  「他がよく見えても」

 いろんなお城を見てきましたが・・・お城って、遠くから見ると、例外なくスゴク恰好よく見えます。で、実際に、中に入って近くで見ると、ああ、あのまま遠くからだけで見ていればよかったってこと、ありましたね。
 「故郷(ふるさと)は遠くにありて思うもの」って言う言葉もあります。故郷の佐伯にいる時は、佐伯の良さにあまり気付かなかったのですが、遠くに永くいると、佐伯の良さがとてもよく理解出来る様になりました。(サ→魚が美味しい、エ→絵に描いたように景色が美しい、正確には、佐伯の読みは、サエキでなくサイキですが、キ・・・気候が温暖である、←天草も、佐伯とそっくりって感じに思っていましたが・・・!)
 喜劇王チャップリンは、「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である」と言われました。
 そうですね、そんな事って、多いかも知れませんね。
 救急病院でとても忙しく仕事をしているドクターの場合、年齢が40歳に近づくと、開業を一度は考える傾向にある様ですが(←私は41歳で開業しましたが・・・)、実際に開業したドクターの場合は、借金も半分以下になり、患者さんの数がピークを過ぎて次第に少なくなってくると、かっての勤務医を懐かしがる傾向にある様です・・・?!(←私は、勤務医→開業医→勤務医を経験しているので、両者の気持ちが少なからず理解出来ると思っているのですが・・・?!)
 独身者は、結婚に憧れ、家庭持ちは、独身に憧れるってこと、少なからずある様ですが・・・専業主婦は、仕事をバリバリしている女性に憧れ、仕事をしている女性は、専業主婦に憧れるって傾向は、確かにある様ですが・・・?!
 佐伯の病院勤務時に、あるナースから言われましたが・・・→「先生の奥さんっていいよね、仕事しなくていいし・・・子どもが病気の時にも、夜でも直ぐに診てもらえるし、(小児科医なので)心配しなくていいし・・・」と。
 しかし、私の家内、私が仕事で子育てを殆ど手伝わなかったので、3人の子育ては、とても忙しかったみたいで、子育て中、実際には、(このまま普通のおばさんになってしまうのではと思って)かなり(初めの頃は)焦っていたみたいで・・・又、私の子どもが(喘息で)長く咳しているのに、(私が疲れて、診る元気もなくて)そのままにして横になっていることが多くて・・・家内から「もう、自分の子どもにはいいかげんなんだから、咳長いんだから、ちゃんと聴診器あててしっかり診てね・・・」何て何度か言われていましたが・・・。
 現役の時には、有給休暇も充分に取らずに、多くのことを犠牲にして忙しく働いて、後、悠々自適なバラ色の生活を夢見ていたはずなのに、定年後、大きな病気になって、それも叶えられなかった人もいました。
 まあ、他人の生き方を気にすることなく、他人からの自分に対する意見は参考程度にして、自分は自分と思って、自分なりに生きる、そんな感じで生きて行けばいいと思ってはいますが・・・。
 (上)天草勤務の時に、いろんな先生がいましたが・・・ある先生、仕事人間でしたが、夏休みは、必ず、台湾に近い島まで、(飛行機利用することなく)休養に行っていました。で、そこに何故行くのと尋ねると、「何もしない為に、行きます。」と言われました。そこで、一日中、ボーッとする為に、わざわざ行くんですね。
 私は、休みを利用して、よく、独りボランティア演奏や旅行に行っていました。今は、コロナ禍でそれが出来ないと思うと、悔いなくしていて良かったと思っていますが・・・。

https://www.youtube.com/watch?v=omhqynwsapw&t=62s(←バイオリン演奏、上の内容とは、関係ありません。)
*写真は、長男が小学生の時、茶室で、茶箱のお点前を(私の指導で)しているものです。

(令和3年5月10日、以前の内容を修正して、記載)

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