日本の心・さいき

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人間、万事塞翁が馬

  「人間万事塞翁が馬

 人間、上がったり下がったり、状況が絶えず変わります。ある芸人が言っていましたが、「仕事のある時は、次の仕事があるかどうかを心配し、仕事のない時は、どうやって食べて行くかを考えてばかりで、常に、安心して生きていることがない・・・」と。今は、もっと深刻かも知れませんね。
 どんな人も、ずっと最高潮の時はないですね。いつかは、下り坂になっていきますね。ある大金持ちの人が、「金持ちになるのは簡単だが、それを維持するのは、非常に難しい・・・」と言われていましたが、確かにそうですね。
 お金持ちは、特に、不動産を持っている人の場合は、厳しい相続問題があります。日本の税制では、最後の相続で、しっかりとお金を取られますね、それも、現金で期限内に払わないといけないので、大変ですね。
 今が最低だと思っていても、それから更に落ちて行くと、前はまだ良かったなあ、出来れば、前の状態にでも戻りたいって心境になることが多いですね・・・(←俳人正岡子規が、結核の病に倒れて、次第に落ち込んで行く時、そんな場面がありましたが・・・)
 順調にどんどん行っていたのに、東大の大学院の試験に落ちて、(今まで順調に行っていただけに)命を絶った人もいましたが・・・。
 北朝鮮から脱北した美女16人が、韓国のテレビ番組に出て、面白おかしく放送されていたことがありましたが・・・その中の一人が、次の様に言われていましたが・・・→
 「今までの(北朝鮮での)生活を考えれば、今からは、どんな辛い事にも耐えて行けます・・・」って感じで言われていました・・・→そうですね、それが自分の運命だったと思って、それを土台にヒトは生きるしかないんですね。
 私の経験では、初めにトコトン、苦しいことを経験しいると、そのお陰で、後、結構、理不尽なことできつくても、さほどきついと思えなくなる感じですが・・・?!
 初めから楽をしようと思っていると、いつまで経っても、そんな感じになって、不平不満がずっと継続する感じになっている様に思えますが・・・?!
 「若い時の苦労は、買ってでもせよ!」と、私の父が生前によく私に言っていましたが・・・。
 昨日(5月8日)は、亡き母の誕生日でした。母は、「心配してもどうしようもないことは、心配しないことにしている・・・」と、よく言っていました。戦争中に、北朝鮮の羅津(ラジン)まで、結婚前に、独りで行って、そこでの苦労した話をよく聞かされていましたが・・・。

*写真は、次女の置炉での茶道の稽古。
https://www.youtube.com/watch?v=lGKXVQrb8S4&t=128s(←上天草市でのお茶会での私のお点前)
(令和3年5月9日、記載)

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