日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

つぶやき(ノーベル賞)(10)

 10月5日(月)に、ノーベル医学・生理学賞を授与した大村智先生(80歳)、6日(火)には、ノーベル物理学賞を授与した梶田隆章先生(56歳)、おめでとうございます。
 二人とも、小さい時は、勉学で特に目立つ感じでなく、初めに入学した大学は、それぞれ、山梨大学埼玉大学となっていますが・・・近頃、長崎大学徳島大学神戸大学など、地方大学を経由している人も多く、私も、勇気が湧いてきます。
 今も、旧帝大の方が、設備も整っていて、研究し易いケースが多いかと思いますが・・・もっと研究するとなると、やはり資金が問題ですね。日本では、研究員の身分が不安定で、しかも、結果を直ぐに求められ・・・その結果、よく確認しないままま公表して、大きな問題になることもありますね・・・?!
 この二人を見ていると、とても謙虚ですね。自分の力だけでこれ(ノーベル賞)をもらったのではないと言う気持ちがひしひしと伝わってきますね。
 そうでうね、本人の才能や努力ももちろんありますが、今の時代であれば、多くの事が、いや、大きな事であればあるほど、多くの周りの支えが必要ですね。
 小さい時から塾塾と通って、多くのことを犠牲にして、有名大学や難関学部一直線で勉学して、首尾よく入れても、それから先、まだまだ長いですから・・・まあ、晩年を迎える時には、時代も変わっているし、それに、親もいると言う保証もありませんが・・・この世にせっかく生まれてきたのですから、いろんな道を経由して到達するのも、いいと思います。
 生きる上で、あくなき探究心、洞察力、不動の精神、周りをまとめる力、そんなことも大切ですね。
 それに、二人に共通しているのに、奥さんの内助の功がありますね。
 ところで、ノーベル賞を授与されなくても、それにふさわしい業績を残してこの世を去った人、沢山いると思うのですが・・・それに、わずかな所で、他の人に先を越されてしまったり・・・それを考えると、山中伸弥先生の言葉がいつも頭をよぎります。
 「自分と同じ様に研究している人は多く、たまたま、運よく、数多くの中から私があたっただけです・・・多くの人の支えがあったからできたことです・・・」って感じの内容でしたが・・・。
 そして、研究員の身分の保障(生活の保障)を山中先生は、強く訴えていました。
 やはり、ノーベル賞を取った人の多くは、精神が純粋で、社会の役に立ちたい気持ちがとても強くて、とても心温かいんですね。正に、精神が初めからノーベル賞級ですね。