日本の心・さいき

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お金の話

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 「お金は手段であって、目的ではない」、と、よく言われます。全くその通りだと思います。お金って、使うタイミングがありますね。
 亡くなる時に、沢山持っていても、あの世に持って行けないので、そのお金の確保で心配して、あるおばあさんが、夜も眠れないとの話、聞いたことがありますし、老後のお金の事で(あげたい人がいなくて)悩んでいる人を実際に知っていますが・・・。
 昔のお金の価値が、今は、嘘みたいに下がっていますね。株価も、昔は、今の2万円が1円だったとか・・・。郵便局に貯金していると、10年後に、倍になっていましたが・・・。昔の教員の父の給料が3万円って話、頭の記憶に残っています。そんな時代に、苦労して使わずに大金を貯金していても、今の時代だと、価値が半減ですね。
 私が小さい時、いつも母は付けで買っていて、ボーナスで、やっと付けをゼロにしていました。お金のゆとり何て、全然なくて、兄二人も、姉も、大学に行くのに、奨学金をもらっていました(私は、幸いに、もらわなくてすみましたが)。
 高度成長期の頃は、周りは、殆どの人が貧乏で、肉体的仕事がいつでもある感じで、いざと言う時、力仕事をして、稼いでいましたね。つまり、身体が健康であれば、お金がなくても、その時、稼げばいい、そんな感じでした(←江戸時代の江戸の町がそうだったみたいですが)。
 お金が沢山あった方が幸せになれるでしょうか?ブータンの国のように、世界で最も貧しいと言われている国の人達、確かに、GDP、世界で最低ですが、幸せ度、最高ですね。日本は、ホント、幸せ度、低い国で有名ですが、何故でしょうか?!
 お金を残すのではなく、お金を生み出す様にしておくと、いいですね。それは、教育ですね。人の教育ですね。子どもが晩年になった時、親は、いませんから。会社だって、創設者の社長がいつまでも頑張れませんから。会社は一代で大きくなったのに、その社長の子どもの(跡を継がせる)教育には、失敗して、一代限りって事例も、周りにしばしば目にします。
 お金は、やはり、自分なりに苦労して、真面目に稼ぐものだと思います。楽をして得たり、不法に得たお金は、お金でなく、単なる銭に過ぎません。銭は、直ぐに消えます。汗水垂らして得たお金は、その時に、一番価値があると思われるモノにまず、使うべきです。そして、亡くなる時に、借金を残さないで、上手に使い切る感じになることが理想ではないかと、思っています。「子孫に美田を残すな!」、名言ですね。私の両親は、お金の使い方、名人だったと思います。
 政治家も、事業家も、教育家も、一代で事足れり、どうしても、子どもが跡を継ぎたいと言って、その能力があれば、継いでもいいのでしょうが・・・。

*写真は、イラクフセイン時代に使われていたもの、ドバイの旅行で、勇気を出して、片言のアラビア語を使って、買ったものです。
 右から読んで、25ディナール(ハムサ(5)ワ(と)イスルーナ(20)ディナール)と、書いています。