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多国語の面白さ(追加)

 タイ語のタイ文字とカンボジア語のクメール文字とラオス文字、よく似ていますが・・・歴史的には、クメール文字からタイ文字やラオス文字が出来ています。
 クメール文字では、子音字が33文字ありますが、タイ文字には、42文字もあります。でも、クメール文字10文字の上に、2種類の記号を付けて、33+10で、43文字になります。
 タイ文字にもラオス文字にも声調がありますが、クメール文字には、声調は、ありません。3つ共に、「そり舌」もありません。
 クメール文字は、大きく2つのグループ(AグループとOグループ)に分かれますが、タイ文字やラオス文字では、3つのグループ(高子音字、中子音字、低音字)に分かれています。クメール文字学習で難しいのは、子音字に母音の記号が付いた場合、同じ記号でも、A群とO群の文字で、その母音の発音が違うことだと思います。タイ文字やラオス文字の学習で難しいのも、3つのグループで、子音字に声調符号が付くと、発音が変化することだと思います。
 インドで話されるヒンディー(語)の「デーヴァ・ナーガリー文字」とバングラデシュ(とインド)で話されるベンガル語の「ベンガル文字」と(パキスタンと)インドで話されるパンジャービ語の「グルムキー文字」では、文字がとても似ています。それに、スリランカの「シンハラ文字」も、先の3つとは、(シンハラ文字は、お尻又は蝶蝶の形をしていますが・・・)形は違いますが、(日本語50音図にあたる)並びでは、(日本語と同じ感じで)とてもよく似ています。4つ共に、「そり舌」があります。
 並びも、「カ行」、「チャ(サ)行」、「そり舌のタ行」、「タ行」、「パ行」、「y、r、l、v」、「sh、sh、s、h」を、取るものが多くなっています。ミャンマー文字(33の子音文字)も、チベット文字(30の子音文字 )も、タミル文字も、これと並びがよく似ています。

*写真は、タイのチェンマイバングラデシュダッカでのもの。