日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

死生観・・・

 今回の私の郷帰りで、認知症の母(93歳)を見て、いろいろ私なりに考え込みました・・・→
 「お母さん、心配事は?」
 「何もない!」「手もこんなに動くし(足が動けなくて、寝ていますが。・・・)、見えるし(眼鏡掛けないのに、しっかり見えている)、耳もちゃんと聴こえる。ご飯も美味しい。」
 「痛いところは?」
 「何処も痛くない!・・・しかし、頭がゴチャゴチャして、分からんごとなってる・・・」
 ・・・ニコニコして穏やかな顔付きで、以前の様なきつい言い方は、母から完全に消えていましたが・・・。
 今の私の母は、いつ、どうなっても不思議でない状態ですが(この2〜3年、血圧が下がって救急車に数回お世話になっていますが・・・)、人間って、こんな感じで、苦しまなくてあの世に行ければ本望かなあとも思いました・・・。
 人間、息を吸わない状態が長く続けば、死にます。息を吸った時は、エネルギーがみなぎって来る感じで、それが、そのまま連続した感じで息を吐くことになりますが、吐いている間、スーっと力が消えて行く感じになります。で、息を吐いてしまうと、ちょっと呼吸が止まった感じになって、再び息を吸うことになるのですが・・・その時、再び息を吸うことがなければ、死の方向へ向かいます。
 呼吸する毎に、瞬間的に、死を経験しているのかも知れませんね。「無呼吸症候群」って言う病名も、現実にある訳ですが・・・。
 昔、深夜、N病院で、「先生、ベビー(未熟児)が長いこと息が止まる・・・」って感じで電話が掛かり、慌てて行って診ると、正常の出来事でした。しかし、同じN病院で、ホントに無呼吸になって、心臓が止まる状態に何度かなって、大学に紹介したベビーのケースもありましたが(←極めてまれなケースで、呼吸中枢が未熟な為と言われましたが)・・・。
 心臓の音も、呼吸状態と直結していますね。「(専門的になりますが→)心臓の音であるドッキン」の低い感じの長い「ドッ」は、1音と言い、僧帽弁と三尖弁が閉じる時に発する音で、高い音で短い感じの「キン」は、2音と言い、大動脈弁と肺動脈弁が閉じる時に発する音ですが・・・聴診器でよく聴くと、息を吸う時には、2音が分裂していますが、息を吐く時には、2音が分裂していません。学校健診では、それを医師は、聴いていますよ(←分裂していると、いろんな病名が付きますが)・・・。
 朝起きると、「万歳!今日も生きてた!」って感じで感謝しているお年寄りもいるそうですが・・・?!
 「過去をあれこれ悩んでも、それでどうかなる訳でないから悩まないことにしている・・・」と母はよく言っていました。いつも、今を全力投球って感じで真剣に生きていた母でしたが(料理ばかりに凝っていましたが・・・)・・・。
 何か、その人の最後は、その人のいつもの生き方がドッと出てくる感じがしてなりません!
 私の生き方・・・→モットーは、「誠実」「寛容」「感謝」で、座右の銘は、「万事塞翁が馬」で、常々、「今でしょ!」と似ていて、「時は今!」って感じで、今を大切に生きているつもりですが・・・。
 最近家内とよく話しているのですが・・・(私の葬儀の場合は、他人に迷惑掛けたくないので)家族葬にして、その後、宇宙葬が私の生き方に合っているのかな(←ゼロ葬が今注目されているそうですが・・・)・・・?!

*8月10日の墓の掃除で、(苔を取るのに力を入れ過ぎて)左肩を痛めてしまいました。その後、続けて太鼓を打ったので、なかなか治らず、今もまだ痛いのですが・・・。

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20130822/1(←死生観)

http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2014031600003.html

https://www.youtube.com/watch?v=P0lxCFv-nW8(←いい感じですね、生きていると、こんな素晴らしい演奏にも出遭えますよ)