日本の心・さいき

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渡辺淳一さん死去

 作家:渡辺淳一さんが、80歳で、前立腺がんで亡くなりました。脊椎に転移して(前立腺がんでは、しばしば見られることですが・・・)、東京の自宅で家族が見守る中で、最後を終えました。
 渡辺淳一と言えば、男女の性愛小説を書くことで有名ですが、その中に、心臓移植の問題を書いたり、「鈍感力」の大切さを書いたり、又、「解剖学的女性論」などを書いて、私も一生懸命に勉強させて頂きましたが・・・。
 札幌に行った時には、「渡辺淳一文学館」にも訪れました。
 彼の作品には、実体験が根底にあり、それを医師の目からリアルに表現していると思います。生きる上で、人間には、(他の動物と同じ様に)「集団欲」・「食欲」・「性欲」と、3つの本能がありますが、その中の「性欲」を彼なりに赤裸々に掘り下げて、小説を介して具体的に表現していると思います。
 小説家は、長生きしないと言われていますが、80歳まで生きて、直前まで現役で頑張られた渡辺さんの生き方は、素晴らしかったと思います。
 御冥福をお祈り申し上げます。
 欲を言えば、更に、100歳近くまで生きて、その実体験から、そこでの男女のあり方や生き方の作品まで、見たかったと思います。

*写真は、平成22年6月16日に撮ったもの。

 渡辺淳一さんの名言・・・→
「女の方が男よりも、もともと性格はきつい。だから神は女の外見を優しく作った。男は性格が優しいので、その逆にした。だが年を取って社会的な抑制などが抜けてくると、女は本性を発揮して、いよいよ強くなる。」
「二人が快感を得て、よくなって初めてセックスって言うんだよ。男性だけがいいのは、ただの排泄。互いに満ち足りてしみじみと喜びを感じる。いろんな方法で相手への思いやりをこめて。」



http://www.ac.auone-net.jp/~bungaku/(←渡辺淳一文学館
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A1%E8%BE%BA%E6%B7%B3%E4%B8%80(←渡辺淳一
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/categories/544(←私の書いた異性論)