日本の心・さいき

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医師の裏側(その2)・・・

 ある大学の医学部のある科で、新しい教授が赴任しました。で、まずその教授がしたことは・・・→1人ずつ、自分の教授室に呼び、1対1で、医局員の本音を聞いてみました。
 その内容とは・・・→次の内、選ぶとしたら、どれを最優先するか・・・「金(経済的なこと)」か「時間(自分なりに使える時間)」か「名誉・地位(博士号や長の付くポスト)」の3つから選ぶとしたら・・・→一番多かったのは、「時間」でした。
 馬車馬の様に、時間外にがむしゃらに大人しく働くことを期待しても、今の時代、無理だと思います。考えてみると、この若い先生たちの考え方がまともだと思います。
 今の若いドクターの価値観は・・・→(私が思うに)まず、自分の家庭を大事にし、(結婚していれば)まず、良きパパやママであるべきで、子どもと出来るだけ関わりたい。お金は多い方がいいに決まっているけど、(子どもがまだ小さい時には、今、腕を磨いている時だから)収入は人並よりちょっと良ければ、それで充分で、それなりに生活出来るお金があればいい。いい医師でありたいが、体を壊してまで働こうとは思わない・・・?!
 医師の将来は、最終的には、勤務医になるか、開業医になるか、研究医になるか、その3つの内から選ぶしかありません(開業医の中には、忙しい診療の合間に、貴重な研究めいたことをして学会発表をしているドクターもいますが、それは例外と思いますが・・・)。
 大学でいい論文を書かなければ、(いい悪いは別にして)大学にいる意味がないのが今の日本の現状です。大学では、医師が多い為に、いい臨床医になる上では、受け持ち数が少なくて経験不足になったり、症例が偏ってしまう可能性も否めません(それに、大学だけでもらうお金は、ただ働きが多いので・・・→時間給にすると一般の人よりも低く、バイトをしないと経済的に楽でないケースも多いのですが・・・)。
 僻地でも、教育がしっかりしていて(専門医が取れる為の研修の場所になっていれば)、そして、QOLがしっかり保てていれば、短期間であれば、そこに就職してもいいと思っている若いドクターは多いと思われます・・・?!
 卒後研修制度が変わって、パンドラの箱は既に開けられました。現実には、大学も僻地も、医師の数が少なくなって、困っていますが・・・?!


http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1053124645