日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

ダルビッシュ有投手の契約・・・

 日本のエースである「日本ハム」の「ダルビッシュ有投手」がアメリカのレンジャーズと契約合意しました。ダルビッシュ側の5年間と金額が、レンジャーズ側の6年間と金額(ダルビッシュ側の金額よりも低い値)でもめましたが、制限時間3分前にきわどく成立しました。おめでとうございます。
 若干25歳の若者が、世界を舞台に、大勝負に出たのです。スゴイですねえ・・・。
 ダルビッシュだけでなく、他の領域でも、日本選手が世界のアチコチで活躍しています。能力があれば、それを海外では、評価してくれるのです。
 現在、60歳過ぎた日本の技術者が、日本の会社で退職した後に、東南アジアで活躍しているケースが多くなっています。60歳過ぎても、経験で身に付いた能力は捨て難いし、そこでは、大切に重宝されているのです。
 今までの日本は、「終身雇用」「年功序列」「企業内組合」の三腫の神器で守られてきました。長い期間経過して、その弊害が、今の姿になっています。
 公務員になりたい・・・→何故なら「安定しているから!」との理由で。そうですね、今の公務員制度だと、確かに身分がしっかりと保証されていますね。しかし、財政難の厳しい日本では、今からは、どうでしょうか?!
 ・・・→余談ですが、公的病院に勤務していたドクターが、つい最近、開業しました。そこを受診したある患者さんの言葉、「病院勤務の時は、ボサバオサ頭とよれよれ服で、時間は守らないし、何、この先生って感じだったけど・・・それが、今度会ったら、別人かと最初思ったぐらでい、服がビシッと決まって、頭が低くなっていて、礼儀正しくて・・・」と。(一番認知症が多いのは、国家公務員と統計上なっていますが・・・)。
 現在、正社員と非正社員との給与の差は、益々開いています。そして、正社員は、先々解雇される可能性の元で不安定、しかし、正社員も、会社の経営不振で、より過重労働になっているのに給与が伸びていません(むしろ低下状態)。
 縁故関係で会社に就職出来たり、能力がなくても、数合わせで(それに見合うだけの仕事をしてないのに)採用をすることが長く続けば、先々どうなるのか・・・→誰でも理解できるはずで、それが今の日本のアチコチで見られる姿でないと誰が言えるでしょうか・・・?!
 今からは、ダルビッシュ投手の様に、個人と企業の両者が納得した上での契約関係になると思います。「職務に基づく個人と会社の契約(職務役割主義)」
 つまり、個人と企業が対等の立場で、様々な選択肢の中で自己選択を行い、選択の結果には自己責任を持つと言うイコール・パートナーの関係へと変化するべきです。
 昔は、最低限、「読み書きそろばん」が出来れば食っていけるって感じで言われいました。それが、今は、受験の為のお勉強って感じで、それも、小さい時から長きに渡って(今や、80歳過ぎまで生きる時代なのに・・・)。
 思うに、最低限の能力は必要です。500円の3割引きはいくらになるか?そんな計算、日本人なら、殆ど出来るますが・・・→これって、外国の人にとっては、とても難しいらしい・・・?!
 今の国際的な時代なら、国語力以外に、英会話力もある程度まで必要でしょうし、パソコンも使えることが最低限の必要事項になるでしょう。昔の「読み書きそろばん」みたいな能力を、今の時代に合ったもので、しっかりと学校で身に付けさせるべきだと思います。
 が、実際は、小学校で3割、中学校で5割、高校で7割、大学で?割が学校での授業に付いて行けないとは、どういう教育になっているのでしょうか?それに、不登校の生徒を沢山出して・・・。中には、大学で高校内容を履修させたり、高校で勉強してない科目を受けさせたりと・・・。
 東大が秋入学を発表しました(根本的な改革ではありませんが、それなりに意味があると思います。私自身は、お金が少なくて済む大学にし、社会人がもっと参加できる大学にし、それに旧帝国大学を全て大学院大学にして、大学入試からはずすべきだと思っています。)。大学入試も、秋と春の2回に、国家試験(資格試験)も、秋と春の2回にしてはどうでしょうか(看護師国家試験や医師国家試験、どうなったら合格するのか、はっきりと明示するべきです!・・・合格率があらかじめ決められているとも言われていますが・・・?!)。
 ある国立の地方の医学部・・・→3年生になった時点で3カ月間自由勉強(自分でテーマを決める。何をしてもいいし、医学以外でも可)ってケースがあってもいいのでは・・・(いや、既にある?!)。
*参考図書:教育の職業的意義 本田由紀 ちくま新書 2009年12月発行 740円