日本の心・さいき

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小児の入院・・・

 病院から小児科が消えつつあります(今も)。小児科の看板はあっても、入院が出来ない所もあります。へき地では、搬送するとなると、1時間半余ほど掛かることもしばしばです。集約化が進んでいるけど・・・集約化になった病院も、とても忙しそうですが・・・?!
 小児の急性期を扱っている病院では、子どもの入院では、いろんな問題があります。まず、小さければ小さいほど、手を取ります(新生児は、特に)。急変します。それで、しばしば診てないといけません。それなのに、入院期間は、数泊で、手を取る割には、(加算はありますが、追いついていませんネ・・・!)採算が合いません(深夜も、状態が悪い時には、主治医が診ていることが多いと思いますが・・・←親御さんを安心させる為に・・・)。で、医療経営が大変な時代、私的経営だと、まず、採算の合わない小児科を切らざるを得ない感じになっています。(・・・→それを証明するかの様に、小児科のベッドの7割は、公的な病院となり、私的な小児病院の経営は、危篤状態です・・・?!)
 小児の入院の数が少しでも、小児を受け持っている小児科医にとっては大変です。午前中に退院して、そのベッドを午後の入院に使うこともしばしばです。そうかと思うと、数日間、小児の患者さんが誰も入院しなくて、ガランとした感じで、ベッドが空いて(経営上、気まずい思いをして)いることもありますが・・・。
 昨日も、外来では、夜の9時近くまで、4人子どもが点滴をしていました(細気管支炎、急性肺炎、急性胃腸炎で)。今朝も、午前中、7人程が点滴していますが・・・ロックして、通っていますが・・・病院自体の入院ベッドが満床状態で・・・)。(・・・→それで何とか出来ている間はいいのですが・・・)
 老人医慮も大切ですが、小児の医療も、このままでは、先細りって感じがしてなりません・・・?!(小児科では、状態の悪い患者さんの数が、時期により、多い時と少ない時が極端なので、ホントに、採算合いませんネ・・・空のベッドでも、点数が取れるといいのですが・・・?!)