日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

最善手を求めて・・・

TPPに日本が参加すべきかどうか、意見が2つに大きく分かれています・・・。大阪市長選も、今度の日曜にありますが、これも、「大阪都構想」で、平松元市長と橋下元府知事が一騎打ちって感じになっています。
 震災の被害を被った地域で、防波堤を高くするかどうかで議論が分かれています。高くすると観光面で不利だし、漁業をするにも不便、しかし、次回の津波の時の不安をなくしたい・・・。
 現場のいろんな意見を尊重して、意見をまとめて実行に移すまで、時間が掛かります・・・実際にしてみないとホントのことは解らないことも多いかと思われますが・・・。
 医療の場合は、(個人差があるので)そんなことが常にあります・・・。
 熱があって来院。喉が赤くて痛がるので、溶連菌を疑って検査。検査すると、線が薄くて、陽性かどうか決めかねることも・・・(中には、線が出ても、症状がない不顕性感染のことも)。
 が、鼻水と咳がないし、又、溶連菌が周りもいるので、溶連菌に効く薬を与えることになった場合・・・→これも、何をどんな風にするかとなると、医師によって少し違う・・・。(バイシリンGなどの副作用の少ない)ペニシリン投与が、時々、効かなくなっているケースもあるけど・・・(再発も時にあり)。
 溶連菌感染症と思ってそれなりの薬を使用したのに、解熱せず、咳嗽が出てきて、次第に強くなってきた場合・・・溶連菌に他の疾患が合併?
 マイコプラズマ感染症が周囲に多いので、その検査をした場合・・・→マイコIgMは陰性のことも。これも、極初期の時には、陰性の事あり、又、陽性でも、少し前にそれに掛かっていれば、マイコプラズマ感染症の症状がなくなていても、陽性に出ることあります・・・。
 何かよく解らない感じのまま、疾患自体が治癒して行くこともあります。はっきり言って、今までの経験を生かしても、医師も判断が付きかねることが医療の現場では、しばしばあります・・・。
 沢山患者さんがいる中で、患者さんからの一言が大きいこともあります。先生、あの薬に変えてから、スッと○○が取れました・・・あの薬を飲んでから、下痢が起きた感じで、前も、同じ薬でそんな感じだったけど・・・1週間前、兄弟が同じ症状でした・・・今、学校(保育所)で○○が流行っています・・・。
 医師は、確かな情報かどうかの判断もしなければいけません。検査に振り回されてもいけないし、患者さんからの話も、有益な話かどうか見分けなければいけません。