日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

逆境の人々・・・

 絶版になっているが・・・「逆境の人々」なる本が、2004年3月に、発行されている。何と、その中で、国内国外問わず、795名の著名人がいろんなジャンルに分類されて紹介されている。著者は、それをライフワークの様に、20年以上記録し、修正し続けていたが(途中の作品を、私はしばしばもらっていたけど・・・)・・・。
 その中の最後に述べられている内容に・・・
1、精神的、身体的、経済的、その他色々の逆境は自分だけでないこと、またこれを乗り越え、逆にこれを踏み台にして、かえってより実り多い人生を歩いた人が多くいることを知り、生きる励ましとしたい。
2、持てる能力に気づいていないことが多い。「潜在能力は隠れている能力のことである」ということを、本当の意味で知るためにも、先人の生き方に学びたい。
3、「努力は報われる」という確信を得るには、やはりこれを教える師、教師が必要である。現実に、目の前にそういう教師がいなくても、このことを教える師に当たる人はたくさんいる。そのことを多くの先人たちに学びたい。
4、世の中には色々なタイプの人がいる。自分と境遇の似た人で苦境を乗り超えた人を早い時期に見つけ、その人を研究することで人生を前向きに生きることができるようにしたい。
5、色々な人生がある。自分はどのような人の生き方に共鳴するか、「自分には何が向いているか」を、早いうちに知ることが大事である。「好きなことなら、寝食を忘れて取り組む」というのが人間である。
6、小さい時からの「教育」が本当に大事である。「悪貨は良貨を駆逐する」というのが欲望を持った人間の一面の現実である。取り返しがつかなくなる前に、そのことを感じ取り、皆で取り組みたい。
7、いじめられて、引っ込み思案になっている人が結構多いのではないだろうか。自分の自信のなさはどこから来ているのかを考えよう。引っ込み思案を克服し、もっと堂々と生きるためにも、いじめに対して立ち上がった人たちに学ぼう。
8、「過保護」は教育上弊害が大きいという認識は持ちにくい。というのは、そこに快感が感じられるからであろうが、このことに本当の意味で気づくためにも、親も子も、先人たちに学びたい。
9、信じること、確信を持つことで、力が生まれる。また、継続的な努力が可能となる。どのようにして何を信じることができたのか。真の幸せを得るために、先人たちに学びたい。
 (先人に学ぶこと、とても大切ですネ・・・。人間って、経験しないと解らないのかな・・・?!)
http://qt.quu.cc/gyakkyo111.htm

  田原 久八郎著 2004年3月 郁朋社 B6判 335頁 価格:1,575円(税込)