日本の心・さいき

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ギャップ・イヤー・・・

 ギャップ・イヤーについて、今日(8日)の朝のNHKで、取り上げていた。
 定義としては、ギャップ・イヤー(gap year)とは、高等学校からの卒業から大学への入学、あるいは大学からの卒業から大学院への進学までの期間のこと。
 海外の英語圏の大学の中には、入試から入学までの期間をあえて長く設定して・・・→その間に大学では得られない経験をすることを推奨している。
 日本でも、秋田県のある大学で、それを取り入れている。つまり、秋から本学で本格的に勉強する前に、それを各人の思う様に、いろんなことにチャレンジさせているのだ(この大学では、講義は、英語・・・)。
 自衛隊にその期間だけ入って訓練を受けたり、ボランティア活動をしたり、学費を稼ぐ為にアルバイトをしたり、カンボジアに行って、英語と日本語を教えたりと・・・実に様々。
 インフルエンザがまだ流行っている感じの時期に、一斉に、入試をする何て、今の世界の動きで見ると、不自然。アメリカなんて、卒業式はど派手だが、入学式何て、ないところが多い・・・?!
 つまり、日本では、落とす為の試験で、入学しさえすれば、トコロテ式に卒業できる感じになっている(特に文系は)。アメリカの大学(文系)を卒業した長女(現在、ニューヨークで、カイロプラクターとして開業)が在学中に言っていたけど・・・「(大学では)毎日、レポート、レポートで、もう、うんざり・・・」って感じで。(・・・←カイロの資格を取る為の大学院では、もっとそれ以上にしんどくて、国家試験が4回も課せられていたが・・・)
 大分県の別府にあるAPU(アジア太平洋大学)では、教師も生徒も約半数が、外国から来た人だ。行ってみるととても活気がある。もちろん、そこを卒業出来れば、就職率は、ほぼ100%だ。つまり、英語が出来るのは当たり前で(大学の講義は、英語)、それ以外に、そこを卒業した学生は、大学での知識が生かせる(講師も一流)。今の企業が一番欲しい人材だ。
 APUでは、世界アチコチから幅広く学生が集まって来ていて、入試は、年に2回(春と秋)となっている。
 海外から来たそこの学生に、「講義は、難しいですか?」と尋ねると、皆、異口同音に、「日本語の講義が一番難しい。後はたいしたことない・・・・」って感じで言われていたけど・・・。
 そこに通っていたバングラデシュの人から、私は、ベンガル語を教わって、その後、独りでダッカに行き、その人の家にホームステイさせてもらったのだけれども・・・。
 日本の場合、義務教育期間に、落第何てない。これって、世界の非常識。3・5・7、つまり、小学校で3割が、中学校で5割が、高校では、何と、7割が授業に付いて行けないのだ。しかし、落第せずに、確実に上に上がれる。
 まあ、優しさも大切ですが、厳しさも(本人の為にも、社会の為にも)大切ではないでしょうか・・・?!
 就職難の折り、取り敢えず、各大学が、積極的にこのギャップ・イヤーを有効に使ってもらいたいものです。