日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

笑 顔・・・

 「なでしこジャパン」が、アメリカとの決勝戦で、まず、アメリカが1点取り、日本が取り返し、又、アメリカが1点取り、日本が又取り返し、2対2となった。最後のPK戦の時、世界一でどうしても負けられないアメリカの選手達、皆、顔が引きつっていた。全く笑わない。
 この時、日本側は、それと全く対照的だった。佐々木監督、笑っていた。周りの選手に、「(今まで一度も勝ててない世界一の)アメリカとここまで闘えて儲けもの・・・」って感じで言って、選手にリラックスさせていた。これじゃ、PK戦で、コチンコチンになっていたアメリカに勝てたのも、充分に頷ける。
 大学入試の時、これで落ちれば1年棒に振るって感じで、問題用紙も白紙に見える感じで試験を受ければ、持ててる力の半分も出せない。(過去の自分がそうだったかな・・・)
 そんな関係の話、山程ある・・・楽器の試験で、試験官の前で上がってしまって、ホントは凄く上手なのに、何度も間違って演奏し、不合格になった例・・・試験の時、高熱を出して、不合格になってしまった例・・・。
 もう、30年以上前の事だけど、宮医大の入学試験で、宮崎大学農学部に行って試験監督をしたことがある。何せ、倍率30倍。自分の受け持った50人のクラスで、1〜2名しか合格しない。その試験2日目の早朝、試験が始まる時、笑顔のとてもいい男の受験生がいた。その受験生のことがとても印象的で、受験番号まで覚えていた。やはり、彼は、合格していた!
 キュンと来るしぐさは、男女共、「笑顔」とのこと。
 そう言う私も、昔は、「笑わない」「話さない」「直ぐ怒る」医者だった。まあ、殆ど寝てない感じで、殺人的に忙しかったこともあるけど・・・→患者さんに悪いことしてきたなあと思っている。
 今は、「○○ちゃん、ここ痛い?」「バー、バー・・・」「お母さん、○○ちゃん、目が大きいね・・・」何て言って、手も(脈診する為に)触り、診察しながら子どもと遊んでいる感じになっているけど・・・。
 で、外来で泣いている子ども、実に少ない(昔は、多かったかなあ・・・親御さんたちの顔もひきつっていたかな?!)。
 笑顔も医療の一環だと思っているけど・・・→医師が笑う→母親が安心する→子どもがそんな母親を見て安心する→子どもの免疫力が高まる→病気が早く治るってことになるかな。
 土台、笑顔の自分であることで、自分が一番救われていると思う・・?!
 今日も明日も、自治体病院は、休診となっているが・・・この時期、ヘルパンギーナ手足口病で、子どもの急患が多い・・・しかし、自分の場合、幸いに、ニコニコして、頑張れている感じかな・・・?!