日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

同じ過ちを繰り返さない為には・・・

 福島原発事故では(枝野官房長官は、当初、事象と言っていましたが・・・それが今では、レベル7に・・・)、まだ進行形で、3・11から1ヶ月半程にもなるのに、放射性物質を出し続けているし、それに、1〜4号基、どれも、予断が許されない状態。しかし、時間は掛かかっても、日増しに少しずつ改善しつつあり、次第に先が見透せる感じになっている。
 今回の地震、大がかりなプレートの動きで、それに接する他のプレートも動かされて、隣接するプレートの周辺でも、地震が起きている。
 チリの地震も、ニュージーランド地震も、(世界で一番大きな)太平洋プレートとそれに隣接するプレートとの間に起きたものだと思われるし、日本での静岡や新潟や長野の地震も、東北・関東大震災と関連して起きたものと思われる。
 となると、今から、東海地震東南海地震や南海地震が、30年待たずして、早目にいつ起きても不思議ではないのでは・・・?!
 京都大学原子炉実験所の小出裕章氏は、「浜岡原発は、即時、廃炉にすべきだと思います。私のシミュレーションでは、浜岡原発全体が破局的な事故を起こした場合、放射線被ばくによる長期のガン死を含め、首都圏や静岡県などで約2500万人が死亡する可能性があります。原子炉全部でなく、たとえ1基だけの事故でも、地元・御前崎市の住民は9割が亡くなる可能性があるのです。」と言われる。
 「原発震災を防ぐ全国署名運動」の呼びかけ人の元駐スイス大使の村田光平氏は、「福島での事故をきっかけに、浜岡原発にも海外の関心が集まっていて、今回の震災後に御前崎市にも海外のテレビ局10社ほどが浜岡原発の取材に来ました。4月7日には、英高級紙のフィナンシャル・タイムズが、最も危険とされる浜岡原発で戦いが再燃と、浜岡原発の現状を世界に伝えています。」と言われる。
 つまり、静岡県にある浜岡原発は、日本における原子力発電所の中で、最も災害によって事故を起こす可能性が高い原発として、内外によく知られた存在になっているのだ。
 もしも、(想定外でなく)予想通りにそうなれば、日本は、大変なことになってしまいます・・・!!
 多数の原発訴訟で原告側代理人をつとめてきた河合弘之弁護士は、言う、「1973年の四国電力伊方原発を皮切りに20カ所(内2カ所は建設中)55基の原発に付いて、ほぼ全地域で建設や運転差し止め訴訟が起こされたが、原告の勝訴はたった2回だけで、その2回も、最高裁で敗訴確定。」と。
 同じく、原発訴訟を長く手がけてきた伊東良徳弁護士は、言う。
 ・・・敗訴には全て同じ論拠があります。「専門技術的裁量権」と言い、専門的な科学知識を持っていない裁判官は、提訴された事実を一から審査するのではなく、専門家が合理的推論を経てOKを出していればその判断を尊重するというものです。国による安全審査は、主に単一故障指針に基づいており、一つの故障に何段ものセーフ機能を付ける。
 ところがこの方式では複数の故障が同時並行に起こる可能性は想定しないでよいことになっている。地震津波が起きればそれではひとたまりもない。
 いくらそう主張しても国や電力会社は「何千年に一回の確率など考慮しようがない」とはねつけ、裁判所もそれを「安全審査が不合理とまではいえない」と追認してきたのです・・・。
 「 No more Hiroshima, Nagasaki and Fukushima! 」
 
 (4月30日号の週刊現代より引用)
http://www.shomin-law.com/katudouJCOkenkouhigai1shinhanketu.html
http://www.shomin-law.com/katudouJCOkenkouhigai2shinhanketu.html