日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

グローバル時代・・・


 昨年の12月1日時点で、今春卒業予定の大学生の就職内定率が、68.8%とのこと。調査を始めた1996年以降で最低。これまで最低だった前年同時期を4.3ポイントも下回り、悪化は3年連続。
 それに反して、高校生の内定率(同11月末時点)では70.6%と同2.5ポイント上昇している。3年ぶりの改善で、「超氷河期」との指摘も出ている大学生と比べると、対照的。
 その理由として、厚労省は「長引く景気低迷による求人減少に加え、企業に新卒を育てる余裕がなくなり、即戦力の中途採用を活用する傾向が強まったことも影響した」と分析している。高卒に関しては「学校の進路指導強化で、一人一人の身の丈に合った就職先選びを徹底させたことが奏功した」とみている。
 大卒内定率は、理系が71.3%で7.3ポイント落ち込んだ。文系は68.3%と3.7ポイント下落。男女別では、男子が70.1%と2.9ポイントの低下にとどまったが、女子は67.4%で5.8ポイントも大幅に下がっている。
 海外へ出て勉学に励もうとする若者も、減少傾向だ。それと、今、アメリカンドリームでなく、チャイナドリームなる言葉も生まれている。つまり、中国が日本人を(和僑として?!)受け入れているのだ。それによると、・・・会社から派遣される日本人よりも、モチベーションが高い、やる気がある、直ぐにリストラ出来る、給料が安くてもいいなどと、それなりの企業側の理由もある様だが、・・・日本の会社からの派遣よりも能力に応じて高い給料をもらっているケースも現にある。それだけ、厳しさももちろんあるが・・・。
 又、日本側も、国籍関係なく、有能な人材を求めて行く傾向になりつつある・・・?!中国の人で、日本の大学を今年卒業する予定の人が、会社の就職説明会に出席しているケースが、テレビで出ていた。もちろん、中国語・英語・日本語を普通に話せる。
 会社側も、「国籍関係ないです!個人の能力です!」って感じで言われていた。今、中国では、蟻族と言って、就職難で大変な思いをしているエリートが多くなっている。能力のある中国人にとって、日本の方が、自分の可能性が実現できるチャンスが高いのだ・・・?!
 世の中、次第に、実力主義能力主義って感じで、そんな感じになって行きそうだなあ(・・・←もう、既になっている?!)。既に、15歳〜64歳までの日本の労働人口、減少しつつある。
 そう考えると、それまでのいい教育がとても大切と言うことに気が付く。今は、受験真っただ中だが、わずか年1回の試験の為に、長いこと多くの犠牲と労力を費やしてきている今の受験体制何て、もう、いいかげんに見直すべきだと思います。

*写真は、1月16日(日)に、大分駅構内で展示されて写真展の中の、「田中かつよ」さんの作品、「かかしの仲間たち」です。(・・・←思わず、シャッターをこれだけ切りましたが・・・)