日本の心・さいき

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病気になると・・・


 2週間ほど、強い咳が止まらなくて、やっと下火になったかな。もう治るかな、もう治るかなと毎日思ってきて、長引いてしまった。夜、咳込んでいた。カラ咳だった。こんなこと、研修医の時になった百日咳以来のことだった。周りのドクターから、「抗生物質を飲んだら・・・、百日咳じゃないの・・・、カラ咳に麦門冬湯の漢方薬がいいんじゃないの・・・」などと言われたが(飲まなかった)。鼻汁もくしゃみも鼻水も一緒になっていて、持病のアレルギー性鼻炎も合併したみたいだった。
 思うに、病気になるとホント気弱になる。それがよく分かった。多くの患者さんも、そんな感じで、気が参ってしまって、免疫力も低下して、治りも遅くなるのだろうなあ・・・。
 医者のくせに、なかなか治らないと・・・いろんな手段を考えてしまう。ある整骨院の院長の話だったが、・・・「(五十肩で)肩が動かせなくなると、まず、整形外科に行く。そこで直ぐに治らない(治せないと言った方が正解かな?)。で、自分の整骨院に来る。それでも、思った様に治らない。で、温泉療法がいいと周りから言われるとそれをし、○○を食事に摂るといいといいと言われると、それを摂る。サプリメントがいいと言われると、そらにも手を出す。最後には、庭の木の根が悪いから、クワでそれを除去したらいいなどと言われ、クワを買ってきて、それを除去すると・・・何が効いたか分からない状態で、治っている。
 自分も、咳にはココアがいい、ビターのチョコレートがいいなどとテレビの番組で言われていたので、それを積極的に摂り、玉ねぎがいいと言うので、玉ねぎを細かく切ってサランラップに包み、それにタオルを巻いて寝いていた。
 今回、咳が一番ひどい状態の時、ある人から、「先生と同じ様に、喉が痛くて、咳が強くて、何しても治らなくて、2週間掛かりました。」と言われた。この発言が一番当たりだったかな・・・。周りに、1カ月以上もカラ咳している内科の医者(それも、呼吸器専門の医師)もいるけど・・・?!
 東洋医学では、医食同源で、食事も薬って感じに受け取られている。(イスランブールでしばしば出されていた)トマトやキュウリを取ると、体が冷える。冷え症の人には、あまり勧められないのではと思う(温めて食べた方がいいだろう)。
 咳には、ナシや大根や蜂蜜がいい、喉にはキンカンがいい、カリンがいい・・・など、その他多くのことがいろいろと昔から言われているけど、それなりの経験からそう言われてきているのだろう・・・?!
 まあ、普段から免疫力を高めていて、過剰なストレスが持続しない様にして、時にはしっかりと休養することが大事と思いますが・・・(夜も仕事をしないといけない医療従事者の場合、肝心なそれがなかなか出来ませんね)。

*写真は、イスタンブールの救急車(上の内容とは、全く関係ありません)