日本の心・さいき

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オーストラリア滞在(21:子育て)

 子育ては、多くの国で、最も高い関心事だ。
 どう育てればいいのか、個々で、環境が違うからして。一般論では言えても、各論では、皆、違っていいはず・・・?!又、時代と共にそれなりに変わって行くと思う。
 子育ての方法としては、よく、「遠くからよく見よ!」って言われる。よほど危ない時以外は、子どものすることに周りが手を出さないのだ。子ども自身に失敗を体験させて、学ばせる。それにより、出来るだけ早く自立させるのだ。
 「親」と言う字自体、木の上で立って見るとなっている。しかし、少子化の時代、今や、日本の教育、ベルトコンベヤ式を願っている親御さんが多い感じだが・・・?!
 そんな子育てをする親も、立派な親になるには、かなりの歳月が必要と思われる。子育てに失敗した経験が、次の子育てに生かされるケースが実際多い。しかし、子どもが一人か二人だったり、二人でも、男と女だと、子育てに性差もあり、経験が生かされにくいこととなる。
 核家族だと、尚更だ。少なかったり、複数でも、年齢が4歳以上離れていたり、大家族でも、若夫婦と老夫婦の意見の対立が如実だと、子どもは、楽な方を望むので、子育ては難しくなる。
 子育てとは、子が親を立派に育てる為にあるものって言う人もいる。つまり、子育てで親が苦労して、その結果、親がより理想的な社会人になって行くのだ。子育ては、多くの例で、親の思う通りに行かないのが普通だからして。
 例え自分の子どもはしっかり育てたとしても、その子ども(孫)の子育てが上手く行かなければ、子育ては上手く行かないこととなる(子育ては、三代でやっと終わるからして!)。
 結果は、直ぐには出ないし、時間はどんどん過ぎて行き、カンガルーの様に、後戻り出来ない。カネとモノに不自由をしてない上での子育ての教育は難しいと言われている。
 オーストラリアでは、子どもが、将来いい仕事に付く為に、学校に通いながらその為の準備をしていて、それで、出席日数が足りなくなって、落第するケースもあるとか。
 子どもは、周りが育てた様にしか育たない。神経質な母親からは、神経質な子どもが出来る傾向にあるかな。ゆったりした母親からは、ゆったりした子どもが出来る傾向にあるかな。親御さんの影響よりも、社会の影響の方が大きいかな。子どもの姿は、大人の姿の縮図。遺伝も大きいが、環境も、確かに大きいのだ。
 少なくとも、子どもかわいさに、お年寄りが、お小遣いと言ってどんどんお金を上げるのは、良くないみたいですね・・・?!