日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

お産・・・

 *月*4日(日)深夜2:00、けたたましく電話が鳴った。
 「心音下がっているので、分娩室に来て下さい、お願いします、・・・!」の電話があった。で、慌てて直ぐに着替えて、5分程で、4階の分娩室へ直行。行く時、家内も目覚めて、心配そうに見送る。
 行くと、妊婦の配偶者と、若い産婦人科医(女性)と助産師と看護師、狭い分娩室に自分を入れて全部で8人がそこにいた。皆、とても緊張した顔付きをしている。
 産婦人科医が、頭の吸引を何度もし、又、馬乗りになって子宮を押している。もう、帝王切開をする時間もないし、このまま出すしかない。自分がそこに行って20分間過ぎて、やっと出て来た。
 (女児で)元気に泣いた!それもとても大きな泣き声で!皆の顔が一変した。それまで悲痛な顔をしていた母親まで、ニッコリと笑った。
 心音も肺の音もいい。色もいい。良かった。ホント、良かった。
 それから、しばらくして病院を出て、又、床に就いた。1時間ぐらい眠れなかった。
 産婦人科医って、大変だなあと思った。これで結果が悪くて何か言われたら、目も当てられないなあと思った。お産って、生まれる直前まで、どうもないと思っても、生まれるまで分からないことってある。
 朝、孤軍奮闘していた若い女性のその産婦人科医から言われました、「あんな経験、いろんなお産経験したけど、初めてでした。レントゲンにも、出口が狭いのが写っていないんですけどねえ、・・・。無事に産まれてホント良かったです。先生、ありがとうございました。」と。
 こんな熱心な前向きの先生であれば、いざと言う時、深夜、必要で呼ばれれば、いつでも行きますよって言いたい感じになったかな。
*写真は、平成22年3月5日(金)の午後、熊本市の一番の繁華街である「下通り」で撮ったもの。