日本の心・さいき

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藤田まこと氏逝く

 藤田まこと氏(76歳)が亡くなった。まことに残念。
 小さい時、「当たり前だのクラッカー」何てよく言っていたなあ。彼は、歌手で芸能界入りし、お笑い番組で出演していたのに、刑事ドラマなどにも出る様になった。しかし、何といっても、彼にピッタリの役は、「必殺仕事人」の中の主演の中村主水。このシリーズ、何と、35年間も続いていて、更に、進化を続けるはずだったのだが、・・・私も、よく見ていただけに、誠に残念!!
 渥美清氏の「トラさんシリーズ」も、西田敏行氏の「釣りバカ日誌シリーズ」も、多くの日本人から、永いこと愛され続けてきた。藤田まこと氏主演の、35年間に、766人もの悪党を切り続けたこの「必殺仕事人」は、それ等に勝るとも劣らないもの、いや、多少、それ等を凌駕しているかも知れないかな。
 それが不動のものになるまでの間、彼には、いろんな出来事があった。華やかなタレントから急に仕事が無くなり、落ち込んでいた時、奥さんの仕事の関係上での3億円もの巨額の借金、それに、自分の食道ガンや肺の疾患との闘い。
 そんな中で、常に明るく前向きで、周囲への気配りを忘れず、自分なりに一生懸命に生き抜いてきた藤田まこと氏、貴方は、ホントに立派でした。お疲れさまでした。ご冥福を深くお祈り申し上げます。
 中村主水の姿、うだつの上がらない役人で、職場では、昼行燈何て感じで言われ、馬鹿にされ、家でも、婿養子で、そこでも、二人の女性に虐められ、小さな存在。
 しかし、そんな目立たない中で、彼にしかできない裏の(スゴイ)姿があった、それが、必殺仕事人。バッサバッサと大物の悪人を消して行く姿、多くの日本人の男性が(いつか、自分もこんな感じになるといいなあと)正に今、憧れる姿なのだ。
 35年間もの永い間、多くの国民に愛され続けて来た「必殺仕事人」シリーズ、これを支えた藤田まこと氏の生き方の中に、多くの人が大いに学ぶべきことがあると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=14ArEIZkoBs&feature=related