日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

児童労働・・・

 日本のマスコミは、日本の子どもへの医療が如何に素晴らしいか、何故か、報道しない。
 周産期死亡率も新生児死亡率も乳児死亡率も、日本は、世界のトップ。新型のインフルエンザにかかっても、亡くなるのは極めてわずかだ。日本の医療は、皆保険で、しかも、小さな乳幼児の医療費が無料のケースが多いのだ。 
 日本を離れて、近隣の東南アジアに行って、実際にその姿を見ると、そのギャップに驚かされる。
 バングラデシュやタイやインドネシアに行った時、子ども達が物をよく売りに来ていた。日本だと、大問題になるだろう。だが、東南アジアでは、見慣れた風景なのだ。
 ダッカでは、信号待ちで車が止まると、子ども達が花を売りに来た。インドネシアでは、車が止まると、車の窓ガラスをかってに拭いて、お金を請求して来た。タイでは、観光地で子ども達が大きな声で歌って、前に置いた入れ物に、お金を入れる様に催促していた。
 現在、世界では、2憶1.800万人もの子ども達が、学校にも行けずに働いているのだ。働いていると言うより、大人から働かされているのだ。何と、世界の子どもの6人に1人の割合となる。
 日本では、不登校が問題になっているが、贅沢な問題だ。小学校の義務教育を無事に終えることが出来ることを夢見ているアフリカの子ども達は多い(これが出来るかどうかは、親の経済力にかかっている。・・・今、私はアフリカのシオラレオネの子どものフォスターペアレントになっているが)。
 日本でも、明治の終わりまでは、児童労働があった。現在、日本や多くの国々で、15歳未満の子どもが働くことを禁止している。国によって、多少違う。中国やブラジルやケニアでは、16歳未満となっている。つまり、国際条約で、その国の義務教育の期間を下回らないことを原則にしているのだ。
 しかし、低所得で、貧困状態が長いこと続いている国々では、その親が学校に行ったことがないので、どんなに説得しても、学校に行く必要性が理解出来ないとのことらしい。
 子ども達は家庭の経済的な理由で働かざるを得ないのだ。それで、学校に行く時間が取れない。学校に行かないので、読み書きが出来ない。そんな単純作業なので、大人になっても、受給の高い仕事に就けない。結局、いつまで経っても貧乏から這い上がれないことになっているのだ。それに、安い賃金(1日100円足らず)で長い時間過酷な労働を強いられ、体を壊している子どもも沢山いるのだ。
 低所得の国々では、今も、子どもが誘拐されたり、親により売られたりしている。「家事使用人」や「債務奴隷」などの非人間的な現状も、身近な問題として、我々日本人も、直視する必要があるのではないでしょうか。
http://domino.lafgo.gr.jp/Lafgo/Lshimin.nsf/7bf3955830f37ccf49256502001b614f/94480ff26561396d4925680a003220d1?OpenDocument
http://www.youtube.com/v/Nh7D2g5v-Sg&color1=0x6699&color2=0x54abd6&hl=ja_JP&feature=player_embedded&fs=1"