日本の心・さいき

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お受験・・・

 11月29日(日)に、民放のテレビで、「お受験」のカリスマ的な女性が出ていて、「お受験」に付いて話されていた。
 (孟子三遷の如く)子どもの「お受験」の為に、住所変更をした人も知っているが、・・・?!ニュージーランドオークランドに行った時に、子どもの英語教育の為にか?、日本や韓国からはるばる来て、母子だけでそこに住んでいる家族もいたが。それまで、「お受験」とは、知識偏重の教育だと思っていたが、・・・?!

 今の子ども達の特徴を次の3つに集約して言われていた。
1、人の話が聞けない。
 しっかりと人の話を聞いて理解することが苦手な子が多い。
 ・・・そんな親の場合、親が早口で口数が多いケースが多く、それだと、子どもがよく聞き取れない。そんな子どもの場合、理解できなくても、気にしなくなっているのかな?
2、自分で自分のことができない。
 ・・・そんな親の場合、大半は、子どもを過保護で育てている。靴の紐が結べない、服のボタンが留められない。ちゃんと箸が持てない。
3、他人と会話すること、協調すること、集団行動が苦手。
 ・・・そんな親の場合、それまで、子ども同志で喧嘩をしたり、話し合ったりすることを出来るだけ避けさせていたから?

 他人を気遣うこと、他人に相談すること、他人と協力することが出来ない子ども達が、お受験の塾に来ると、それなりに、ちゃんと出来る様になっているとのこと。
 「お受験では、人間としての躾を大切にしていて、子どもはお母さんに付随しているアクセサリーじゃないので、子どもを一人の人間として扱って欲しい・・・」と言われていた。

 子どもの基本的な躾は、親が中心になって付けさせると思っていたが、ここでは、他人が親に代わって子どもを躾けている、・・・托卵するホトトギスみたいだなあ・・・?!

 私の茶道の師匠がかって次の様に言われたことがあった。
 「しつけ」と「おしつけ」は、全く違う。躾は、身を美しくすると書いて、字の如く、親が子に、生きる上での基本的なことを教えること。挨拶をすることや箸の持ち方などは、躾。おしつけとは、押付と書いて、教えられる方は迷惑に思っているのに、周囲から押しつけられること。子どもに小さい時から塾通いさせたり、いやいやながら英才教育をさせ様とするのは、おしつけ。正に、しつけにおがついたものは、不必要のおしつけ。
 今の時代は、「しつけ」と「おしつけ」を混同している親が多い。昔の様に、三世代が同居していると、いい躾が出来ることが多い。しかし、核家族では、それは、難しい。核家族で、親が仕事に出ているとなると、尚更難しい。それに、飽食の時代で、モノが豊富になっているから。