日本の心・さいき

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へき地医療の現実・・・

 へき地医療をしてきた(自治医大卒)の先生と話しました。この先生、卒後5年目で、へき地に(県の命令で、まる1年間)行ったそうな。
 その診療所の医師は、もちろん、この先生だけ。全て、任される。多くはないが、内科だけでなく、いろんな症例の患者さんが来る。
 「昼間はいいんだが、携帯電話も通じない所で、電話の音が聞こえる所で夜は待機。昼間診た患者さんから容体が悪くなったと電話があると、車で直ぐに行く。と言っても、初めての家の時はどこか分からないので、アチコチ探しながら行くことも多かった。
 毎月もらう給料も、その町が出している関係か、思っていた程多くなかったです。時間外はどんなに働いても何も付かず、完全なるボランティアでしたが・・・。
 四六時中、拘束されて大変だったけど、しかし、それなりに結構楽しかったですよ。幸いに大きなトラブルもなくて、患者さんからとても感謝されて、・・・それがなかったら、もう、ノイローゼ気味になっていたかも知れませんが。」
 ムーッ、携帯電話も通じない所なのか、大変だなあ。
 今、自分が(小児科アルバイト医として、時間外中心に)働いている病院は、県のへき地起点病院になっている。夜22時過ぎると、コンビニは閉まり、タクシーも、夜は動かない。交通の便がとても悪いが、この先生の話を聞いていると、これでもまだかなり恵まれているなあと思う。