日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

疲労と疲労感

NHKの「ためしてガッテン」で、・・・「世紀の大発見!頑固な疲れの原因“物質F”」って感じで放映されていた。
 今の日本では、過労死は年間300人もいて、6か月以上続く長期的な疲労感を訴える人は3000万人にも達しているとか。何でも、1999年から疲労を研究する国家プロジェクトが行われ、疲労のメカニズムや対策が次第に明らかになっているとか。
 疲れた時、FF(疲労因子の略)が上昇して、それが脳に働き、乳児の突発性発疹症の原因として有名な「HHV6」(突発性発疹症の原因のウイルスは、他にもあるが)が活発になって、口の中の唾液に出るとか。(ここまで解明されているのか・・・)
 「コーヒー」を飲んだり、「報酬」をもらえたり、「絶賛」を浴びると、疲れが取れた感じになって、頑張れる。しかし、これは、疲労感が軽減しているだけで、疲労自体は取れていなかったのだ!(これに今まで気が付かなかったなあ・・・!!)
 睡眠を取ると疲労が取れる(FF値が低下する)。「寝だめ」も「うたた寝」も疲労回復には、効果がある。イミダゾールペプチドを含む食事を摂ると疲労が取れるらしい。
 FFは、細胞に対する毒性が強っくて、心臓、肝臓で特に増えるので、 過労に陥ると心不全や肝障害が起きやすくなるらしい?!人が疲れを感じる仕組みは、まだ十分解明されていなくて、運動疲労の原因とされていた乳酸は、運動すると筋肉中に増えるが、疲労の程度とは関係せず、筋肉に注射しても疲れが出現しないため、 原因物質ではないことが数年前に実証されているが。
 日曜に遅く起きると体がだらしく感じていたが、これって、それまで疲れていたのに、疲労感がマスクされていただけの話で、日曜に遅く起きて、まともに疲れを感じられる様になっただけの話とのこと。(ムーッ、なるほど)
 疲労感で疲労をマスクして、疲労してないと思ってしまうケースが危ない。過労死の3割近くが、これが原因とのこと。(睡眠をまともに取らずに頑張っている人、要注意!)
 ある内科の当直の先生だが、まだ、当直体制に入る前から、疲れた顔をしてベッドの上で横になって目をつぶっている人がいる。これって、どういうことなのかなあ?又、この先生、当直明けになると、さほど疲れた顔をしていない(もちろん、翌日の当直明けも、普通に仕事をされているが)。
 今の日本の多くのドクター何て、疲労していても、疲労感を感じない状態で、頑張っている人が実に多いと思う。それで、医者の命は、一般の人より10年も短いのかなあ。
 厚生労働大臣の長妻様、全国の医師が、1週間に1回、しっかりと休め、当直明けも、しっかりと1日休める制度に早くして下さい。