日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

意識改革・・・

 医師になるには、大学6年間卒業後に、研修医を終え、その後、専門科目を決めてしばらく修練し、その後、医師として一人立ちするって感じになることが多いと思われる。歯学部や薬学部や獣医学科も、6年制で、大変で、歯学部卒業した人や獣医学科を卒業した人に尋ねても、卒業直後は、(未熟で)何も出来ない感じだと言われていた。
 アメリカでは、医学部と法学部は、大学を卒業して、大学院って感じで行く。アメリカの医師や弁護士(政治家)には、元スポーツ選手や俳優何てのも、珍しくもない。
 日本の場合は、まだ、そこまで行っていない。医学部では、社会人が次第に多くなっている感じだ。が、やはり主体は、高校卒業後(その後浪人を含めて)となっている。それも、受験勉強をしっかりしないと受からない。
 理想的には、アメリカの様に、一度大学を卒業した人が、モチベーションを高くして医学部に入学するのがいいと思っているのだが。
 教員の場合も、ずっと6年間教育学部と言うよりも、大学を卒業してから、やはり高い志を持って更に大学院って感じで進学したらいいと思う(医学部の様に、4年間も必要ないとは思いますけど・・・)。
 (私が受け持っている)看護専門学校では、高校卒の人に混じって、元准看護師、元調理師、元社会人、元大学生って感じの人が多くなっている(子どものいる人も数人いますが)。特に、今年は多い。(で、質問も活発で、統計学を教えながら、オロオロって感じで生徒の質問に何とか答えていますが・・・?!)モチベーションがはっきりしているそんな人は、クラスの雰囲気を(いい方向に)変え、とても真面目で、それなりに成績もいい。
 文部科学省の政務三役は、教員養成において、大学の学部4年間だけでなく大学院の2年間も必修とし、修士号を免許取得の条件とする「教員養成課程6年制」を導入する方向で検討を始めている。又、現在の2〜4週間の教育実習についても1年間に延ばす方針。
 私の考えでは、いろんな経歴の教師がいた方がいいのではと思っている。世の中に出ると、いろんな人がいる訳だし、スポーツ選手や芸術家や政治家などが時々子ども相手に教えるスタイルをもっと一般化してはどうかなあと思っている。
 ある教師(一般の人で、臨時で英語を小学校に行って教えている)が小学校に行っての教師の感想を以下の如くに言っていましたが・・・。
 「先生で、生徒がガラッと変わっている。前の先生がちゃんとしていると、次にそれを引き継いで受け持った時、授業がし易い。こんなに先生で違うのかと思う。臨時の先生で、とても立派な先生がいて、何でこの先生がずっと臨時なのって思うこと多い。反対に、臨時でない先生なのに、ちょっとどうしてって感じの先生もいる。あまり差がない感じで、兎に角、親が先生だったと言う人が多い。先生の影響を受けて、生徒が確実に変わっている。私の場合は、英語だけだけど、他の教科でも同じと思いますよ・・・?!」
 今朝のNHKで、野村監督(今年は、2位と大躍進!)の極意が紹介されていた。「監督の責任は、選手の意識を変えさせること。考える野球をさせる。選手自身に考えさせ、選手自身に結論を出させる。」と言われていましたが。
 「ぼやき」は、理想と現実の間を埋めるモノ・・・あのいつもの試合後の楽しい「ぼやき」の中に、野村監督の哲学が凝集されていたのだ。