日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

連休を終えて・・・

 連休が終わった。何と、19日(土)から公務員は5連休で、木・金も休みを取って、19日〜27日までの9日間連続で休みを取っている人もいる。
 休み続きで、喜んでいる人と落ち込んでいる人、いろいろ。ある病院の院長は、連休中に外来が少ないので、(そうでなくても、木の実が色づく頃医者の顔が青くなるって感じで)9月は赤字になるなあと思って心配そう?!(そうでなくても、現在、多くの病院が赤字)。
 外来でインフルエンザの検査を強く希望をする親御さんが絶えない。一昨日も昨日も、そんなケースがあった。が、全て、今の所陰性。
 通年のインフルエンザでも、それまでに、乳幼児の急性脳症(1歳>2歳>3歳が多く、それも48時間以内に発症)があったが(何故か、欧米では少ない)、今年はマスコミの取り上げ方が尋常でない。
 新型の場合は、急にウイルス性肺炎になって呼吸不全に陥る場合もあると大きく報道されると、受け取る患者さんの方は、そうなっては大変と思って、子どもの発熱には慌てて医療機関を訪れる。片や、軽い場合は、病院で新型をもらう可能性が大きいので、自宅で様子を見て、翌朝に掛かり付け医に掛かる様にとも言われる。
 急げ、いや、急ぐ必要はない。急性脳症を疑えば直ぐに時間外でも救急をしている医療機関にって感じで言われて、高熱の子どもを持った親御さんがパニック状態になるケースもあると思う。
 子どもの見方は、「機嫌」「顔付き」「食欲」「睡眠」、これがいつもの風邪と比較して極端に悪ければ、急ぐ必要があるだろう。熱が直ぐには下がらない。熱冷ましを上げてもその時下がって又上がるのは自然の成り行き。親御さんが慌ててしまうと、子どもも不安になって免疫力も落ちてしまう。
 親御さんへの啓蒙活動が普段から行政レベルでもっともっとされるべきだと思います。小児科医療に関わる資源は急に増やせないし、今でも限界に近い感じで限られていますから。