日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

選挙の余波・・・

 選挙の余波がとても大きくなっている。今回、それぞれが投じた1票の重みを日本人がこれ程までに直に感じたこと、今までなかったのでは。投票率の高かったのがそれを象徴している。もっともっと高くなって欲しいと思う。
 自分たった一人が頑張ったって関係ないと言う人が増えれば、世の中はいつまでたっても変わらないと思う。自分だけでもと思っていけば、周りにそんな人が一人一人と増えてきて、それが次第に多くなうねりとなり、大きな力となり、世の中を変えていけると思う。
 先のアメリカのオバマ大統領誕生も、そんな感じだったと思われる。アメリカも、にっちもさっちも行かなくなって、やっと気が付いたのだ。それも若い人達のネットでの役割が大きかったらしい。
 アメリカにしても、民主党共和党がしばしば入れ替わってきている(1950年から9回も)。イギリスでも、労働党と保守党がしばしば入れ替わっている(1950年から7回も)。カナダにしても、取り敢えず、政権政党を変えてみるって考えが国民の間に広がっている。
 バングラデシュ(日本の3分の1の面積しかないのに、人口数は、ロシアや日本よりも多い)に行った時に、国民一人一人が真剣に政治に関心を持っていることを肌で感じだ。政治の話が実に多いのだ。前の政権が期間が短くてまだ実行できないのに、又、政権が変わる。それでいつまでたってもいい政治が出来ないって感じに言われていた。ちょうどダッカに行った時、多くの人が尊敬する政治家が不本意に亡くなった時で、国全体が休みになっていた。
 オーストラリアに行った時、前の政権が11年も(!)続いたって感じで言われていて、国民一人一人が皆、政治に高い関心を持っている様に思えてならなかった。
 一方、日本の場合は、自民党が1955年に誕生してから、社会党と連立したり、公明党と連立したり、何とか維持してきたが、今回、とうとう行きついてしまった感じかな?
 自民党が勝つ為には、投票率が低い方がいいって感じで報道されていたが、これって、正に危機で、今回の選挙では、浮動票がしっかりと動いたことが、政権を変える大きな原動力になったと思われる。
 国民一人一人の責任、世代交代、しがらみのない選挙、そんな言葉が今台頭してきている。