日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

勤務医12人に1人が鬱の続き・・・

 日本医師会の「勤務医の12人に1人が鬱」の発表には、アンケートに応じた医師が半分もいなかった。アンケートする元気もないんだろうとか、もっと多いと思っていたとか、その数字は、前から予想されていたもので当然って感じの意見が(医師のみの掲示板では)少なからずある。
 日医委員会が、その防止策として、以下の提案をしている。
◆医師が元気に働くための七か条
1. 睡眠時間を充分確保しよう
2. 週に1日は休日をとろう
3. 頑張りすぎないようにしよう
4. 「うつ」は他人事ではありません
5. 体調が悪ければためらわず受診しよう
6. ストレスを健康的に発散しよう
7. 自分、そして家族やパートナーを大切にしよう
◆勤務医の健康を守る病院七か条
1. 医師の休息が、医師のためにも患者のためにも大事と考える病院
2. 挨拶や「ありがとう」などと笑顔で声をかけあえる病院
3. 暴力や不当なクレームを予防したり、組織として対応する病院
4. 医療過誤に組織として対応する病院
5. 診療に専念できるように配慮してくれる病院
6. 子育て・介護をしながらの仕事を応援してくれる病院
7. より快適な職場になるような工夫をしてくれる病院

 そうだよな、医師も人間、病気にもなります。心の病気にも当然なりますよ。生身の人間ですから。
 上に立つ人に強い改革の意欲がないと、変えるの難しいと思います。自分が医師に成り立ての頃も、多くの医師が訴訟で悩んでいました。救急医療の問題も、山積していました。ずーっと、底辺でどうかしないととの声は上がっていたのに、上に届いてないし、届いても無視され続けてきたのです。
 パイロットは、8時間以上の勤務は、法律で禁止されているとか聞きます。一睡も出来なかった当直のドクターが、当直明けにそのまま手術室で手術しています。そんなこと当たり前ですが、これはやはり異常です。はっきり異常なのです。
 新しい政権では、現場の声を無視することなく、改革されんことを祈っています。