日本の心・さいき

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食育の話

 平成21年8月29日(土)の14:00〜16:20過ぎまで(ノンストップで)、佐伯小学校前の「三余館」で、「子どもからできる、食の実践」、「弁当の日」「みそ汁の日」を通してと題して、福田泰三先生(長崎県波佐見町立南小学校教諭)による食育に付いての講演があった。とてもいい内容で、沢山の人が参加していた。
 「元気ごはんチェック」と言うのがあって、子ども達に分かり易い感じで、以下の8つの項目があげられていた。
1、朝ごはんとみそ汁を食べて元気に遊ぼう。
2、今日一日ジュースを飲まずにすごせたかな?
3、食事の量の半分はごはんを食べたかな?
4、元気な旬の野菜を食べたかな?
5、食事の前には何も食べないようにしよう。
6、油を使った食べ物は減らそうね。
7、ひと口30回よーくかんで食べたかな?
8、いただきます!手を合わせて食べよう。
 4の元気な旬(旬とは、元気でおいしい時期のこと)の説明として、夏に元気な野菜は、上に伸びる野菜で、トマト・ナス・ピーマン・キュウリ・オクラ・モロヘイヤ・ツルムラサキ・シソなど、冬にとても元気な野菜は、土の中や地面に近いところで育つもので、キャベツ・レタス・ホウレンソウ・コマツナブロッコリー・大根・人参・カブ・サトイモなどで、年中元気な野菜は、玉ネギ・ジャガイモ・ゴボウと書かれていた。
 家庭科は、主要科目なっていないが、生きる上では主要科目。味噌汁を朝、子どもが作ったり、昼の弁当を子どもに作らせて持参させることで、親と子の絆が深まり、感謝することを覚え、思いやりもできる様になったとの実践教育の成果を述べられた。
 学級崩壊の時、2つの特徴がそのクラスに見られるとのこと。それは、(好きなことしかしないので)残飯がたくさん残る、掃除が(特にトイレが)ちゃんとされていないとのこと。(ナルホド)その対処法は、子どもとの接触を変えればいい、それで、確実に変わると言われた。
 子どもを比較しない。ちゃんと学校に来てくれているだけでいいって感じで言って、子どもの存在を認めてあげる。・・・しなさいと言わない。しないのが普通と思う。信じていると言う言葉を繰り返して言う。頭で解ったともりでも、解ってない。実際に、味噌汁を作らせたり、おにぎりを作らせることで、人の気持ちが解り、優しくなれる。(まさに、これは、食育だなあ)
 低体温児童のことにも触れ、朝しっかりと食べてない子は、低体温になっているケースが多く、そんな子は、疲れやすく、病気がちで、便秘がちで、集中力も欠けるって話もされていた。(これは、私も小児科外来で親御さんによく言っていることですが)
 先の8つ、これを1か月間でも続けると、思った以上に効果があるとのことです!!