日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

師匠の教え

 8月10日(月)午後に、茶道の師匠の所に行った。昨日、大分市のコンパルホールで「学校茶道」があって、師匠がそれに出席している。そこでは、濃茶はなく薄茶で、小学校から大学までの席があり(私も、かって出席したことがあったが)。小さい時からお茶をしていた方がやはりいいなあと言われた。
 師匠は、私の母と同じ88歳。そのお茶会で姿勢が悪い茶人には、「お尻を引っ込め、お腹を引っ込め、耳が肩の真ん中に来る様にしなさい!」と言って注意してきたとのこと。(自分も意識的にそうしてないといけないなあ)
 歳を取ると、直弟子が次第に少なくなるものなのだが、今も30人程いる。中には、宮崎県の高鍋下関市からも(先生クラスの人が)来ている。
 先生は、兎に角、弟子に弟子を持つ様にと常々言う。教えることは学ぶことで、自分の方が勉強になるからと言う。(先生クラスの)お弟子さんが、高校や小学校にも行っているが、無報酬で、ボランティア精神を貫き通している。
 そんな師匠も、夜は寂しいと言う。他界した旦那さんの存在の大きさが今よく理解できると言う。亭主元気で留守がいいと思ったこともないことないが、歳を取ると、男の存在感の大きさがよく解ると言う。女は目先のことにとらわれがちだが、その点、男は、物事を広い立場から見ることが出来るとも言われた。
 認知症に関しては、(周りを見ての例から)歳を取っても、皆の役に立つ仕事をさせないのが大きな原因だと言われた。
 時々私が訪問するのをとても喜んでくれるし、私も、師匠から教わることが多いし、気ももらっている。よく、「田原先生がお茶を又始めるまで、あの世に行けない・・・」と言われていたが、今日は言われなかった。これ、少し心配になるなあ。
 今日の私の盆踊り太鼓には、見に行くと言ってもらえた。