日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

外を見たら中が分かる・・・?!

 片付けなさいと言われると、単に、引き出しにしまうだけだったり、別の所に移すだけで、それで片付けたと錯覚している人がいるみたいだが。それでは、整理整頓には、なっていないと思う。 
 多くの人は、整理と言う時に、整理・整頓とペアーで使うことが多いと思う。整理と整頓は、どう違うのか。ある人に言わせると、整理することにによって、必要なモノと必要でないモノを区別することが出来、又、整頓することによって、必要なモノが直ぐに取り出せるが出来る様になるとのこと。
 まあ、言葉の難しい使い分けは自分にはよく分からないが、感覚的に、机の上を見ると、その人の今置かれている心の内が少なからず分かる様な気がしてならない。
 T病院の(今は開業されているが)ある整形外科医、先生の机の上には、ゴミ一つ落ちていなかった。院長もスゴク感心していて、「○田君の机の上を見てみなさい!」何て、他のドクターにも言っていたが。彼の机の上の本も、実にきれいに整理整頓されて並べられていた。仕事にも無駄はなく、朝一番先に病院に来ていることが多くて、仕事を殆ど勤務中に終わらせていて、医師としても人間的にも尊敬できる先生だった。 
 T病院では、独身の○科部長と同じ部屋だったが、向こう隣にいて、本を積み上げていて、挨拶するにも、座った状態では相手の顔が見れない状態であった。ナースにもこの状態がかなり前から噂になっていたみたいだったが。 
 又、同じT病院の○○科部長の部屋に行った時(退職する時に、挨拶で)、使われていない部屋に間違って入ったかと思った程の状態であった。つまり、机の上に本や書類が空いた所がない感じで異常に沢山積み上げられていて、食べ物とタバコで異常な臭いもして、どんな風にしてこの部屋を利用しているのかと不思議に思ったものだ。
 家で自分の部屋をきれいにし、机の上も整理整頓出来ている子ども、そんな子どもは、学校の成績もそれなりにいいし、何事も積極的に行動している様に思える。
 ある高校の先生が、「掃除を一番熱心にしているクラスは、何故か、毎年、クラスの平均の成績が一番いい」と言われていた。
 机の上には、いつも頻回に利用するモノだけを置くべきではないだろうか。あまり使わないモノは、机の引き出しに入れておけばいい。引き出しに入れるにしても、頻度に応じて上手に入れておくと、利用価値がある。
 横にどんどん積み上げるのは、いざと言う時に探せないので良くない。縦に並べておくべきであろう。
 実際に、仕事中は、もちろん机の上には、いろんなもので一杯になる。当たり前。しかし、仕事を終えて帰る時には、きれいにしておくべきで、次に来た時に、いい気持ちで取り掛かれる様にしておくべきであろう。
 かって建設中の民家の家の中を見せてもらったことがある。大工さん達が、1日の仕事が終わって帰る時に、仕事中と全く違った感じで、きれいに掃除をして帰られていた。その差があまりにも極端だったので、感激したものだ。
 頻回に使うものは、直ぐに取り出せる所に置いておくべきで、透かしのガラスも要らない。ゴミが付いて大変だと言う人がいるかも知れないが、いつも使う所は、頻回に掃除をしておくべきなのだ。
 100%とは行かなくても、後片付けがちゃんと出来たり、部屋の片付けがちゃんと出来ている人、頭もちゃんとそれなりに整理出来ている様に思えてならない。
 それにしても、学校の先生や勤務医のドクターの机の上、書類が散らかっていること多いみたいだ。忙しさとストレスで、学校の先生も多くのドクターも、ゆとりがないのかなあ。
 身だしなみをよくしたりするのも、ゆとりがないと出来ないことかな?更には、趣味も、ゆとりがないと持てないことかな・・・?!
 本や書類を引っ張り出したら、必ず元に戻す。それだけでも、現状維持は出来るはず。
 物品の整理が上手に出来てから、手順の整理が出来、そして、心の整理も出来るのかな・・・?!