日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

還暦での挑戦(その10、異星人)

5月19日(火)
 8:15過ぎに、聖ジョン校の(副校長、女性)ドナさんが迎えに来た。ドナさんは、日本に来たことがあり、独学で日本語を勉強して日本語を教えている。日本に行った時、話した日本語が全く通じなくて、言っていることも分からなかったと言われた。とても親日的で、日本食を絶賛してくれた。又、彼女の日本語のチェックをしてもらいたい様子であった。
 初めに、予定をしっかりと教えてもらって助かった。それには、1hr4 1hr4/5  Lunch  1hr5 1hr5  20mins  1hr6 (時間の後の数字は、学年)と書かれていた。つまり、今日は5回演出することになる。エネルギーを上手に配分しないといけない。(実際は、小さな子どもが更に加わって、複雑な組み合わせになっていた)
 こちらも、ゆとりが少しできていた。ドナさんも、こちらと生徒への対応が、とても上手な人だった。その中で、一番印象的だったのは、小さなクラスの子ども達の目で、その目の輝きを私は死ぬまで忘れないだろう。正に、交感神経がフルに働いて瞳孔が散大した状態で、子どもの数の倍の数の大きな目がこちらをもの不思議そうに見ていた。正に、異星人ETを見る目と思った。
 篠笛で、ピアノに合わせて「荒城の月」の曲を引いた後に感想を尋ねると、子ども達からいろんな感想が返ってくる。「とてもいい」「天国にいるみたい」「眠たくなってくる」「リラックスできる」「悲しくなる」と様々な感想。(前の学校では、小さな女の子から、「料理を作れる様になったら、料理を作ってあげたい」って言う感想もあったが?!)
 ドナさんも、ビデオを真剣に撮っている。熱の入れ方が尋常でない。どのクラスの子ども達も、真剣に聞いてくれた。
 帰りは、ドナさんが、(海辺の)マリーナの方にドライブしてくれた。そして、次の日曜日にピクニックに誘われて、もちろんOK(ここでは、オーカイと言う)した。
 夕方18時過ぎに、中心街にあるタイ料理店で(安くて)、夕食を美味しく腹一杯食べた。あまり食べてこなかった家内も、久し振りに栄養をちゃんと確保した感じになった。
 この日の夜の南十字星、今まで以上に、輝いて見えた。安堵の気持ちで、眠りに就けた。








(5月19日の新聞記事)